後場コメント No.4 リロG、ソフトバンクG、大成建設、クレディセゾン、イオンFSなど

2017/08/21(月) 15:00
★13:25  リロG-SMBC日興が目標株価引き上げ 福利厚生事業の成長ペースが一段と加速
 リログループ<8876.T>が大幅反発。SMBC日興証券では、福利厚生事業の成長ペースが一段と加速していると判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を2500円→2600円と引き上げた。
 目標株価引き上げの理由は、今18.3期1Qでの福利厚生事業の想定以上の好調を踏まえて、来19.3期以降の予想を引き上げたことによるもの。推奨ポイントは(1)人手不足による“生産性改善”や“リテンション強化”といった構造的なテーマによる恩恵が大きいこと、(2)中長期的に年率20%弱の高い利益成長が続くとみること、(3)現時点で予想に織り込んでいないアップサイドポテンシャルも多いこと。
 福利厚生サービスの会員数拡大ペースは前17.3期に入って加速していたが、今18.3期1Q決算ではその勢いがさらに加速している印象。今後、人材採用難によって“リテンション強化”の流れが高まるとみられ、特に、同社が強みとする中堅・中小企業における同社サービスの導入意欲は一段と強くなると考えているとした。

★13:30  ソフトバンクG-大和が目標株価引き上げ アリババ目標株価の変更を織り込む
 ソフトバンクグループ<9984.T>が4日続落。大和証券では、アリババ目標株価の変更を織り込むとコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は9850円→10330円と引き上げた。
 アリババの新目標株価(205ドル、8/17付け)をDCFに反映。今18.3期大和予想営業利益(SVF除く)は1.15兆円→1.12兆円、来19.3期を同1.28兆円→1.26兆円に下方修正。国内通信の今18.3期営業利益を7490億円→6890億円、スプリントを同2630億円→2960億円に変更。
 選好順位は通信で最上位。株価の課題であるSOTPからの大幅割引については、以前より割引幅は縮小する見込み。米国通信の再編で隠れた価値(シナジー効果と周波数価値)の顕在化が焦点。加えて、SVFが投資を実行することで、初期は投資家の期待が高まることを想定しているとした。

★13:35  大成建設-4日ぶり反発 循環式養液栽培方式を利用した壁取り付け型緑化システムを開発
 大成建設<1801.T>が4日ぶり反発。同社は21日に、中国電力<9504.T>のエネルギア総合研究所と共同で、循環式養液栽培方式を利用した壁取り付け型緑化システムを開発したと発表した。
 このシステムは、建物の壁面規模に合わせて複数のプランターを縦・横方向に連結し、自由に配置できる壁取り付け型の緑化システムで、プランター上部にメッシュ状の登はん補助材を設置し、そこにつる植物を繁茂させて壁面を緑化するものという。
 また、RC(鉄筋コンクリート)超高層建物にも適用可能な解体工法「テコレップ-light」を開発したことも発表した。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★13:42  クレディセゾン-大和が目標株価引き下げ 実態面でも利益進ちょくは順調
 クレディセゾン<8253.T>がもみ合い。大和証券では、実態面でも利益進ちょくは順調とみて、投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は2450円→2370円と引き下げた。
 評価ポイントは3点。(1)バリュエーションの割安感。利息返還や共同基幹システムを巡る不透明感が株価のディスカウント要因になっていると考えられるが、過度な懸念が織り込まれていると判断。特に利息返還リスクについては4Qの予防的な引当を経て、当面は材料視されにくくなったと考える。(2)本業の底堅さが挙げられ、ショッピング取扱高の成長率(前年同期比)は17年1~3月期:+4.9%→4~6月期:+5.9%に加速。国内カード事業が主力であり、金利、為替、株価などの市場環境の変化の直接的な影響は受けにくく、リスクオフの局面ではディフェンシブ性も期待される。(3)日経225採用銘柄であり、日銀のETF買入による株式需給面での支援効果は大きいと考える。

★13:45  イオンFS-大和が目標株価引き上げ 国内外で主要指標は順調に進ちょく
 イオンフィナンシャルサービス<8570.T>がもみ合い。大和証券では、国内外で主要指標は順調に進ちょくしていると判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は2570円→2610円と引き上げた。
 同社を巡る論点として、(1)システム償却負担、(2)資本水準、(3)債権流動化に関する不透明感が挙げられるが、いずれも懸念は和らぎつつあると判断。海外では1Qでも人件費や貸倒費用の効率性向上を確認できており、連結自己資本比率は16/12末:8.09%→17/3末:8.59%→17/6末:8.77%と改善が進んでいる。会社側は利益成長に前向きな姿勢を示しており、現状の株価は割安な水準と評価。


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