後場コメント No.3 オークマ、アルプス電気、日本電波工業、ダイキン、川崎重工業など

2017/09/26(火) 15:00
★12:56  オークマ-野村が目標株価引き上げ ピークの6割強まで回復へ
 オークマ<6103.T>が7日続伸。野村証券では、ピークの6割強まで回復へとコメント。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1150円→1200円と引き上げた。
 自ら「スマート・ファクトリー(DS1・2)」を実践する製造戦略、「超複合加工機」といった新製品を上市する技術戦略、「中国・広州」「韓国」へ営業・サービス網を広げる販売戦略への高い評価は不変。結果として、同社は営業利益率10%前後を安定的に稼得している。
 世界の機械需要が欧州や中国に先導されて循環回復・高度化へ向かう中、(1)売上構成比が高めの米州(17.3期:26%)の需要拡大、(2)産業高度化が著しい中国(同:推定9%)・アジア(同:6%)でのシェア拡大、(3)増える仕事量に対応しながらの経費抑制が確認できれば、さらなる利益回復および再評価に結び付くと考えられるとした。

★13:09  アルプス電気-5日続落 車用レーザー部品に参入
 アルプス電気<6770.T>が5日続落。26日付の日経産業新聞で、同社が自動車用レーザー部品市場に参入すると報じられた。
 超小型ガラスレンズを試作し、需要開拓に動き始めたという。自動車には自動運転の実現などのため、レ-ザーが活用されると見込まれており、長距離の光ファイバー通信に使うガラスレンズでの実績のもとに、車載分野でも採用を目指すとされる。しかし株価は、地合いの悪いなか下落している。

★13:12  日本電波工業-続伸 小型・高感度なMEMS傾斜センサーを実用化と報道
 日本電波工業<6779.T>が続伸。9月26日付け化学工業日報で、同社が新たに小型・高感度なMEMS(微小電気機械システム)傾斜センサーを実用化したと伝えられた。
 水晶振動子の周波数変化を計測する方式で、100万分の1度の傾きを検出できる。4センチメートル角で長さ40メートル超の水管傾斜計と同等の性能を持ち、インフラや火山観察、自然災害感知などの利用を想定。すでに生産技術を確立し、量産化に向けた市場開拓に着手する。多軸化や無線化、振動センサーへの応用開発なども並行して進め、早期の製品展開を目指すと報じられている。

★13:22  ダイキン工業-反落 日立とIoTで熟練技術者の技能伝承を支援する生産モデル確立で協創開始
 ダイキン工業<6367.T>が反落。同社と日立製作所<6501.T>は26日に、IoTを活用し、熟練技術者の技能伝承を支援する次世代生産モデルの確立に向けた協創を開始すると発表した。
 ダイキンは、滋賀製作所の空調機製造におけるろう付けプロセスにおいて、日立のIoTプラットフォーム「Lumada」のソリューションコアである画像解析技術などを用いて、熟練技術者と訓練者の技能をデジタル化し比較・分析することができるシステムを10月から導入する。両社は共同で、このシステムを用いた生産モデルの実証を進め、今年度中に製造現場での本格運用を開始するとしている。 しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★13:30  川重-9日続伸 川崎汽船から「最適運航支援システム」を120隻分受注
 川崎重工業<7012.T>が変わらずを挟み9日続伸。同社は26日、川崎汽船<9107.T>より、船体の安全性を考慮したうえで、最小燃費となる航路を提示できる新開発の「最適運航支援システム」を約120隻分受注したと発表した。
 川崎汽船の運航管理船の統合船舶運航・性能管理システムとして、2021年までに順次搭載する。今回の開発では、多種多様な船種に対する実船検証と船舶運航に関する知見を基にした検証結果に対する妥当性評価を実施しており、「最適運航支援システム」が選定した航路が、ローリング(船体左右動揺)・ピッチング(前後動揺)・燃料消費量の予想値と就航実績が高い精度で一致することが評価されたという。

★13:37  日本空港ビルデング-続伸 羽田第2旅客ターミナルで国際線対応施設の整備工事に着手
 日本空港ビルデング<9706.T>が続伸。同社は9月26日、10月6日より、羽田空港第2旅客ターミナルで、国際線対応施設の整備工事に着手すると発表した。
 羽田空港においては国土交通省により、首都圏空港の機能強化に向けて、2020年までに空港処理能力を約3.9万回拡大する取り組みが進められている。これにより国際線旅客者数の増加が見込まれることから、第2旅客ターミナルの南側を増築し、7スポットを国際線に対応した施設(2スポットは国際線専用、5スポットは際内共用)にするとともに、国際線に必要なCIQ設備、免税店、チェックインカウンター、手荷物受取場などを新設して、2020年3月ごろの供用開始を目指すとした。

★13:41  ランドコンピュータ-もみ合い パイオニアの「ビークルアシスト」がセールスフォースと連携
 ランドコンピュータ<3924.T>がもみ合い。同社は26日に、パイオニア<6773.T>のクラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」をセールスフォースのクラウドプラットフォーム上で連携できるよう開発を行ったと発表した。
 「ビークルアシスト」の「Web API」をセールスフォースで利用できるようにすることで、ランドコンピュータのサービスと「ビークルアシスト」を連携させて車両情報を活用した日報作成や安全運転管理、目的地の指示やメッセージ送信が可能になるとしている。


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