前場コメント No.8 SUMCO、大気社、アリアケ、レントラックス、ソフトバンクGなど

2017/11/21(火) 11:30
★9:20  SUMCO-JPモルガンが目標株価引き上げ 200ミリ値上げ急峻で割高感なし
 SUMCO<3436.T>が反発。JPモルガン証券では、株価は大幅上昇も、200ミリウエハー値上げが急峻で割高感なしと判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を2120円→3600円と引き上げた。
 SUMCOは200ミリウエハーの需要は今後3年間で+1~4%の成長を見込んでいるとしたものの、これは供給律速による需要抑制が背景。JPMでは、200ミリウエハーは半導体搭載比率の高いHEV/PHEV/EVの需要拡大に伴う車載向けが需要をけん引すると想定。300ミリウエハーの能力増強により、代替需要が解消されてもなお、潜在的な需要は2020年にかけて600万枚/月を上回る水準となる見込み。競合の増産による需給緩和リスクは低位と判断、需給ひっ迫感は今後さらに強まると見られ、2018年度の値上げ幅を前年比+23%(従来+6%)、2019 年度は+10%を見込むとした。

★9:24  大気社-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 業績予想を増額修正
 大気社<1979.T>が変わらずを挟んで3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、業績予想を増額修正。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は2990円→3590円と引き上げた。
 エクイティストーリーは変更しないとしたが、今18.3期以降の業績予想を増額修正。修正点は以下の3点。(1)建築工事進ちょく状況を勘案した環境システム事業の売上高予想減額、(2)好事業環境を背景に環境システム部門のマージン予想引き上げ、(3)海外個別案件の影響に伴う塗装システム部門のマージン見直し。
 今18.3期1Q(4~6月)営業利益は、塗装システム部門での不採算案件の影響で前年比50.0%減益となったが、2Q(7~9月)では同33.2%増と大幅増益転換している。個別工事に関わる収益へのマイナスインパクトは一巡したとみているとした。

★9:24  アリアケ-みずほが目標株価引き上げ 18.3期は4期連続で営業最高益更新を予想
 アリアケジャパン<2815.T>が4日続伸。みずほ証券では、今18.3期は4期連続で営業最高益更新を予想。投資判断「中立」を継続も、目標株価は8010円→9400円と引き上げた。
 今18.3期上期決算説明会後の会社訪問を踏まえ、業績予想を見直し。同社は決算説明会で約20億円を投じて生産設備を拡充し、18年半ばを目途に米国での生産能力を現状比で約2倍に拡大する計画を示した。ボトルネック解消で、米国での業績拡大は続く見通し。
 15.3期に、9期ぶりに営業最高益を更新。国内では食品工場や外食現場での人手不足、海外ではメーカーや外食の効率化推進で、今後も需要は堅調に推移するとみられる。今18.3期は4期連続の営業最高益更新を予想。

★9:25  レントラックス-5日ぶり反落 10月連結ベース売上高8%増 9月の23%増から伸び率は鈍化
 レントラックス<6045.T>が5日ぶり反落。同社は20日、10月の連結ベースの売上高は6億7500万円、前年同月比7.6%増だったと発表した。9月は同23.3%増だったでの伸び率は鈍化した。成果報酬型広告サービス事業におけるパートナーサイト運営者数は2万3286名で、前月比510名の増加となった。

★9:28  ソフトバンクG-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 引き続き魅力的な株価水準
 ソフトバンクグループ<9984.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、Sprint再編ストーリーは沈静化するも、引き続き魅力的な株価水準と判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は13200円→14300円と引き上げた。
 カタリストであったSprintとT-Mobile USの統合案は消滅したが、同社投資先の企業価値、高収益かつ安定推移可能とみる国内通信などを考慮すると、引き続き株価上昇余地が大きいと判断。
 次のカタリストは出資先の次世代低軌道衛星通信企業OneWebによる衛生打ち上げ(2018 年初頭予定)成功やサービス開始(2019年予定)が考えられる。前者は引き続き再編の可能性を残すが、当面単体での業績拡大を目指す。今後の動向に注目するとした。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,552.16 +113.55
TOPIX 2,666.23 +3.77
グロース250 650.64 -0.61
NYダウ 38,239.98 +253.58
ナスダック総合 15,451.31 +169.30
ドル/円 154.85 +0.01
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ