後場コメント No.2 しまむら、東洋ゴム、東ソー、三菱ケミカル、リクルートなど

2017/11/24(金) 15:00
★12:41  しまむら-小高い 11月度既存店11%減収 10月下旬の台風接近の影響で
 しまむら<8227.T>が小高い。同社は23日、「ファッションセンターしまむら」の11月度(20日締め)の既存店売上高が前年同月比11.0%減(10月は2.2%減)だったと発表した。3カ月連続で前年実績を下回った。また、客数は5.5%減(同0.5%増)、客単価は4.1%低下(同1.2%低下)となった。
 11月度は、10月下旬に2週連続して週末に台風が接近し、また、11月に入り昨年に比べて日中気温が高く推移した影響で売り上げは伸び悩んだとしている。

★12:41  東洋ゴム-SMBC日興が目標株価引き上げ 19.12期は増産による成長局面へ
 東洋ゴム<5105.T>が6日続伸。SMBC日興証券では、来18.12期は質的向上、19.12期は増産による成長局面へとコメント。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は2600円→2800円と引き上げた。
 今17.12期利益予想は下方修正したものの、中期的にも業績成長が持続するとの観点からバリュエーションプレミアムを加え、目標株価を引き上げ。直近株価よりアップサイドが20%程度あるため、投資評価は「1」を継続。来18.12期はフルキャパにより増産こそ容易ではないが、北米におけるSUV用大径タイヤへの生産シフトによる製品ミックス改善が期待できる。一方、19.12期は北米、マレーシア工場の能力が拡充し、増産開始となることから、再び成長ステージへの回帰が期待されるとした。

★12:45  東ソー-野村が目標株価引き上げ 株式市場が懸念するほどMDIは悪化しないと予想
 東ソー<4042.T>が反発。野村証券では、株式市場が懸念するほどMDIは悪化しないと予想。レーティング「Buy」を継続、目標株価は2720円→2900円と引き上げた。
 米ハリケーンの影響などが沈静化し、今後は業界で能力増強が予想されることから、ウレタン原料MDIの採算は10~12月をピークに下落を予想。複数のセルサイドアナリストのレーティングの格下げも見られるが、一方で、MDI需要は堅調が予想され、また塩酸処理などでの中国政府による環境規制強化は続くと見ているとし、大幅な下落の可能性は低いと考えるとした。
 ゼオライトやジルコニア、半導体製造装置の治具向け石英などの機能商品の需要は好調。汎用石油化学の依存度が高く、中期成長力はやや低いが、現在株価は割安感が強いと判断。

★12:50  三菱ケミカルHD-反発 中国でポリエステルフィルム加工製品の生産設備を増設
 三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が反発。同社傘下の三菱ケミカルは24日に、中国で液晶テレビの偏光板向けリリースフィルムなどを生産・供給する「三菱ケミカル光学フィルム(無錫)社(中国江蘇省無錫市 以下、MPFW社)」において、生産能力増強のための新規設備を導入すると発表した。
 中国で液晶ディスプレイの需要・生産がさらに拡大していることから、MPFW社の生産能力を増強し現地での需要に応えていくこととしたという。なお、投資額は約15億円で、2019年4月の商業生産開始を予定している。

★12:51  リクルート-ジェフリーズが目標株価引き上げ 好調続くIndeedと勢い欠くその他の事業
 リクルートホールディングス<6098.T>が5日ぶり反発。ジェフリーズ証券では、好調が続くIndeedと勢いを欠くその他の事業を受け、投資判断「HOLD」を継続した。目標株価は2400円→2500円と引き上げた。
 第3四半期のメディア&ソリューション事業の伸び率は1ケタ前半と見られ、売上高は前年同期比4.5%増の1668億円、EBITDAは同2.5%増の467億円と予想。第2四半期にクライアント獲得に注力した美容分野の成長率は前年同期比11.3%増となり、やや加速した。しかし、その他の事業に関しては、EBITDAマージンは安定的であったものの、売上高はやや鈍化気味。特に人材領域の売上伸び率は同1.6%増で、市場平均を下回ったと見られる。1Qの国内人材派遣事業のEBITDAマージン9.0%は出来すぎで、第2四半期の水準である7~8%程度が巡航水準になりそうとした。


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