前場コメント No.1 かんぽ生命、MS&AD、ソニー、新都HD、野村HDなど

2018/01/22(月) 11:31
★9:00  かんぽ生命-反発 出遅れ金利敏感株 「買い」へ引き上げ
 かんぽ生命<7181.T>が3日ぶり反発。ゴールドマン・サックス証券では、出遅れ金利敏感株と注目。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を2740円→3280円と引き上げた。
 GSでは、イールドカーブのスティープ化をメインシナリオとして考えているとし、生保セクターを金融セクターの中でトップピックとしている。実際に2017年後半は、金利の正常化期待が生じるなかで生保、銀行セクターの良好な株価パフォーマンスが生じているが、同社は過去6カ月の株価パフォーマンスでみると+14%高と、同じように金利感応度の高い第一生命の+21%、T&DHDの+19%に比較して出遅れていると指摘。背景としては、同社の株主が個人投資家が多く、金利感応度よりも、日本郵政、ゆうちょ銀行と同様に配当利回りを意識した株価形成されていると推察。今後の金利上昇局面において、株価修正の余地が大きいと指摘。

★9:00  MS&AD-買い気配 19.3期の平準化期待の出遅れを踏まえて 「買い」へ引き上げ
 MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725.T>が買い気配。ゴールドマン・サックス証券では、来19.3期の平準化期待の出遅れを踏まえて、投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を4300円→4780円と引き上げた。
 同社は2017年9月のハリケーンなどの自然災害多発以降、その後の損失計上もあり、9月以降の株価パフォーマンスは+5%とTOPIXの+17%、金融セクター平均+20%、競合損保2社平均+18%に対してもアンダーパフォーム。GSでは、来期以降の自然災害の標準化に伴い、このアンダーパフォームは反転すると考えているとした。
 同社のポートフォリオの分散は十分に進んでいることを踏まえると、来期以降平準化する可能性は高いと考えているとし、過度な懸念は解消される見込み。来期以降の業績の平準化が株価上昇のカタリストとした。

★9:00  ソニー-底堅い テレビ利益3割増を計画 高画質4Kを中南米・中東で拡販
 ソニー<6758.T>が底堅い。21日付の日経新聞朝刊で、同社がテレビ事業の利益を伸ばすと報じられた。
 高画質の4Kテレビを中南米や中東で拡販し、3年後をめどにオーディオなどを含む部門の営業利益を1000億円規模と18.3期予想に比べ3割増やす方針だという。テレビはかつてソニーが業績不振に陥る要因となったが、世界需要はなお2億台を超えており、高付加価値品に集中して採算を改善し半導体やゲームに続く収益の柱にする考えとしている。

★9:01  新都HD-買い気配 販売用不動産を売却へ 2億4000円の営業益計上見込む
 新都ホールディングス<2776.T>が買い気配。同社は19日に、取得契約済みの栃木県日光市の販売用不動産を売却すると発表した。
 同社は2017年8月に不動産関連サービス事業の立ち上げを決定し、中華圏および在日中国人に向けた不動産売買、仲介事業を行うことを計画。その後、宅地建物取引業者として免許を取得した上、組織体制を整えてきた。
 取引獲得に向けて活発に営業活動を行った結果、今回この契約を締結することとなった。なお、取得価格および売却価格は守秘義務により非公表としているが、この取引により約2億4000円ほどの営業利益が見込まれるとしている。また、今期業績の見通しについては、現在精査中としている。

★9:01  野村HD-続伸 個人投資家のセンチメント改善で証券株反転へ 「買い」へ引き上げ
 野村ホールディングス<8604.T>が続伸。ゴールドマン・サックス証券では、2018年は個人投資家のセンチメント改善もあり、証券株反転を想定。投資判断を「中立」→「買い」、目標株価を690円→840円と引き上げた。
 2017年は日本株市場が好調なパフォーマンスを示すなかで、最大手の証券会社である同社の株価パフォーマンスがアンダーパフォーム(3%のマイナス、TOPIX+20%)という特異な展開。その理由としては、(1)株式市場の回復に比較して個人投資家のアクティビティが遅れ気味であったこと、(2)債券市場のボラティリティが低水準が続いたことによるグローバルマーケットの不振であると推察。GSでは、2018年も好調な株式市場を想定しているとし、個人投資家のセンチメントの回復をみているとした。


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