後場コメント No.3 ヤマハ発動機、フジクラ、住友電気工業、日本工営、東洋ゴムなど

2018/02/22(木) 15:00
★12:59  ヤマハ発動機-ドイツ証が目標株価引き下げ 業績は最近の予想を上回ると予想
 ヤマハ発動機<7272.T>が反落。ドイツ証券では、業績は最近の予想を上回ると予想し、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は4200円→3900円と引き下げた。
 営業利益率18~20%のマリン事業、9%の新興国二輪車、約23%のロボティクスなど、多角化した一連の高リターン事業を理由に、同社を引き続き選好。108円/米ドルを想定した利益予想の下方修正で目標株価は引き下げるとしたものの、今18.3期会社計画は保守的との見方を示した。

★13:03  フジクラ-大和が目標株価引き下げ 株価には割安感 自動車電装と光部品の回復待ち
 フジクラ<5803.T>が3日続落。大和証券では、株価には割安感があり、自動車電装と光部品の回復待ちとして、投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は1180円→1000円と引き下げた。
 大和の営業利益予想は光部品や自動車電装を中心に17年度:355億円(従来386億円)、18年度:389億円(同449億円)へ引き下げ。光部品の在庫調整に関しては北米データセンター関連の主要顧客(一部の中国向けデータセンターや通信キャリア含む)で近年の旺盛な調達からの反動もあり、発注抑制が生じているもよう。17年度4Q以降、コスト低減の積み増しで赤字幅をどれだけ縮小できるかが、自動車電装のポイントになるとした。

★13:07  住友電気工業-大和が目標株価引き下げ 光部品は低調だが超硬工具は堅調
 住友電気工業<5802.T>が続落。大和証券では、光部品は低調だが超硬工具は堅調として、投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は2330円→2100円と引き下げた。
 大和予想は営業利益で17年度:1715億円(従来1780億円)、18年度:1881億円(同1907億円)へ下方修正。3Q累計営業利益の進ちょくは、大和予想比で光デバイスの在庫調整長期化する情報通信関連事業や研究開発費を積み増した自動車関連事業で、利益進ちょくが弱い印象。他方、上場子会社の業績が堅調な環境エネルギー事業や超硬工具の拡販が進展している産業素材関連事業他は、おおむね想定並みの進ちょくと評価できるとした。特に、産業素材関連事業他では、主力製品である刃先交換チップの需要が工作機械向けなどを含めて非常に強く、3Q(10~12月)営業利益は75億円を計上し、4Qもさらなる上積みが可能との見方を示した。

★13:12  日本工営-後場下げ幅縮小 電力周波数調整向け蓄電池制御システム開発
 日本工営<1954.T>が後場下げ幅縮小。同社は22日13時に、電力系統において需給バランス調整・周波数維持を行う蓄電池制御システムNK-EMSを独自開発し、2月より周波数調整サービスを英国の電力会社に提供すると発表した。
 NK-EMSは、時々刻々と起こる周波数の変動を読み取り、周波数が低下した時には放電、上昇した時には充電することにより周波数を規定範囲内に自動制御するFFR(Firm Frequency Response)サービスを提供するという。
 1月末に英国の送電系統運用者であるナショナルグリッド社の試験基準に従ったNK-EMSと米国製の蓄電システムとの実機接続試験を行い、要求仕様に合格、今回の英国ナショナルグリッド社へのFFRサービス提供が決定した。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★13:17  東洋ゴム-ドイツ証が目標株価引き下げ 特損の不透明感が株価の重荷になりつつある
 東洋ゴム<5105.T>が続伸。ドイツ証券では、特損の不透明感が株価の重荷になりつつあると判断。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は3000円→2500円と引き下げた。
 株価は免震ゴム関連の特別損失を143億円追加した前17.12期通期決算を受けて下落し、現在は来19.12期BBC予想EPSの約7倍で取引されている。同社の中核事業である米国タイヤ事業は堅調で、高リターンを生みだしているが、特別損失が続くため、株価にディスカウントが織り込まれていると考えるとした。


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