後場コメント No.5 太平洋工業、デンソー、丸井G、フタバ産業、日精ASB機械など

2018/06/14(木) 15:00
★14:00  太平洋工業-東海東京が目標株価引き上げ 海外企業の買収でさらにグローバル企業へ
 太平洋工業<7250.T>が11日続伸。東海東京調査センターでは、海外企業の買収でさらにグローバル企業へとコメント。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1350円→1650円と引き上げた。
 5月22日に海外企業の買収を発表。英国のセンサーメーカーであるセンサータ・テクノロジーズ・ホールディング傘下にあったシュレーダー・グループの米国とフランス子会社の株式100%を、総額およそ200億円で取得する。取得手続き完了は7月中の予定。連結業績への貢献では、合わせて年間売上高160億円程度の規模、黒字企業とのこと。
 買収によって、すでに世界トップ級である同社のタイヤバルブ事業は、欧米でのプレゼンス向上が期待される。EVになってもタイヤはなくならないため、自社の得意技に磨きをかける戦略を、ポジティブな印象を持つとした。今19.3期営業利益は買収効果で前年比24%増を予想。

★14:03  デンソー-東海東京が目標株価引き下げ 将来に向けてアクションが加速
 デンソー<6902.T>が小安い。東海東京調査センターでは、将来に向けてアクションが加速と注目。レーティング「Outperform」を継続も、目標株価は7350円→7260円と引き下げた。
 近年、デンソーは富士通テン(現在、デンソーテン)やTDモバイルの子会社化、世界中のベンチャーへの出資や提携などを推進しているが、6月1日に発表されたトヨタ自動車とのエレクトロニクス開発に関する統合化はポジティブサプライズ。ADAS(先進運転支援システム)や電動化、コネクテッドカーに関する要素技術の開発に向けて、トヨタ広瀬工場の取得をはじめ、開発リソースの増強や受注確保などにメリットがある。具体的な業績への影響はまだ、十分な情報が開示されておらず、今後、業績予想の見直しには余地を残すと指摘。

★14:08  システムディ-後場売り気配 上期営業益2%減 販管費率の上昇で
 システムディ<3804.T>が後場売り気配。同社は14日14時に、18.10期の上期(11-4月)の連結営業利益は3.0億円(前年同期比1.8%減)だったと発表した。売上原価率は低下したものの、販管費率が上昇したことが響いた。通期の会社計画3.8億円に対する進ちょくは77.0%となっている。

★14:15  丸井G-丸三が新規「買い」 高収益・高成長のフィンテック事業の快走が続く
 丸井グループ<8252.T>が9日ぶり反落。丸三証券では、高収益・高成長のフィンテック事業の快走が続くと想定。投資判断「買い」、目標株価2900円として、新規カバレッジを開始した。
 「買い」の理由は(1)小売事業の構造改革による効果が引き続き期待できる点、(2)若年層に強みを持つ「エポスカード」の高成長の持続。
 エポスカードはカード会員獲得拠点としての「マルイ」店舗、年齢や年収などにとらわれない独自の与信ノウハウが強みとなり、高収益・高成長のクレジットカードとなっている。小売事業では従来の百貨店型から不動産型の収益モデルへの転換とテナント構成の見直しによって、収益の改善・安定化が図られていると指摘。

★14:23  東京応化工業-水戸が目標株価引き上げ 18.12期は会社計画の利益上振れを予想
 東京応化工業<4186.T>が小安い。水戸証券では、今18.12期は会社計画の利益上振れを予想。レーティング「B+」を継続、目標株価は5100円→5400円と引き上げた。
 今18.12期会社計画は売上高1089億円、営業利益110億円で据え置き。前年同期と比較した実質増減は8%増収、11%営業増益。装置事業はTSV(シリコン貫通電極)装置の次世代製造プロセスへの導入から黒字化を見込んでいたが、客先の設備投資意欲の鈍化から計画達成にはやや懸念が残るとした。一方、材料事業は18年1~3月期で6%増収と通期計画の 4%増収を上回っており、業績をけん引する見通し。客先での導入が本格化する下期にかけて、売上高、利益ともに漸増が見込まれるとした。営業利益は124億円→128億円(会社計画比+18億円)へ上方修正。

★14:33  日精ASB機械-水戸が新規「B+」 18.9期会社計画の上振れを予想
 日精エー・エス・ビー機械<6284.T>が大幅続伸。水戸証券では、今18.9期会社計画の上振れを予想。レーティング「B+」、目標株価6500円として、新規カバレッジを開始した。
 今18.9期会社計画の売上高323億円(前期比+10%)、営業利益68億円(同+11%)は据え置かれた(純利益は48億円→55億円へ上方修正)。水戸では売上高323億円(前期比+10%、会社計画並み)、営業利益75億円(同+23%、会社計画比+7億円)を予想。下期も増収効果や調達コスト低減などが貢献することで、営業利益率は会社計画を上回る見通し。


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