後場コメント No.2 東ソー、岡本硝子、PRTIMES、三菱ケミカル、新生銀行など

2018/06/22(金) 15:00
★12:50  東ソー-MSMUFGが目標株価引き下げ MDIの競合他社の増設ペースなど注目
 東ソー<4042.T>が小安い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、MDIの競合他社の増設ペース、同社の次期中計での投資・株主還元策に注目。投資判断「Equal-weight」を継続、目標株価は1850円→1720円と引き下げた。
 バイオサイエンス関連事業やジルコニア・ハイシリカゼオライトといった機能商品が順調に成長。 クロル・アルカリ事業は供給要因によるMDIのタイト化などから想定以上に収益が改善したが、18年度以降は収益悪化の見込み。業績拡大、投資抑制、公募増資実施によりB/Sは顕著に改善。ROEは10%以上が定着。
 18年より、競合企業の設備トラブル解消や設備増強からMDIの需給は悪化する見込み。18年度は2ケタ減益となり、市場コンセンサス予想を大きく下回る見通し。19年度も大幅減益が予想されるが、バリュエーションは歴史的な低位に低下しており「EW」とした。

★12:53  岡本硝子-小安い 興亜硝子から化粧品容器の加飾蒸着を受注
 岡本硝子<7746.T>が小安い。同社は6月22日前場引け後に、興亜硝子(東京都江戸川区)から化粧品容器の加飾蒸着を受注したと発表した。
 2月より多層膜蒸着技術によるガラス容器への加飾蒸着を開始しており、今般、化粧品用ガラス容器のリーディングカンパニーとして国内外の有力化粧品メーカーへガラス容器を供給している興亜硝子より、月産数十万個ベースの受注を受けたとしている。

★12:55  PRTIMES-3日続伸 コインティアと提携
 PRTIMES<3922.T>が3日続伸。同社は22日、仮想通貨に関する事業を企画・運営するコインティア(渋谷区)に出資するほか、同社が運営する仮想通貨の投資情報サイト「仮想通貨部かそ部」に、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の仮想通貨に関するプレスリリースを掲載開始したと発表した。
 コインティアは、仮想通貨に関する専門的でわかりやすい情報提供と健全な投資環境を育むために、仮想通貨に関する事業の企画・開発・運営を手掛けている。今後の収益拡大への期待から、株価は上昇している。

★12:56  三菱ケミカル-MSMUFGが目標株価引き下げ シクリカル性は大きく低下
 三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が8日続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、シクリカル性は大きく低下しており、機能製品・MMAが収益ドライバーとみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は1650円→1600円と引き下げた。
 事業環境認識に基づく国内石化事業の再構築、事業ポートフォリオマネージメントなどを高く評価。事業規模拡大路線は一服。ROE・部門別ROIC設定など収益性・資本効率性改善にフォーカスしたグループ再編に動き出しており、大きなシナジー発現に期待が持てる。中国・インドのPTA事業を売却、シクリカル性は大きく低下。MMAはサウジJV立ち上がりで世界トップのポジションをより強固なものにできる見込み。
 高機能成形材や高機能フィルムなどグローバルでトップライングロースに期待が持てる製品群も数多く有する。同社時価総額は上場子会社・関連会社の時価総額(持ち分比率考慮後)合算値の観点からも、依然として割安感があるとした。

★13:00  新生銀行-MSMUFGが目標株価引き上げ ボトム収益の安定性は向上している
 新生銀行<8303.T>が小安い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、投資判断「Overweight」を再強調、目標株価を2000円→2100円と引き上げた。
 「OW」再強調の理由は3点。(1)無担保ローンをドライバーとしたトップライン成長、(2)株主還元強化が期待できること、(3)バリュエーション面での割安感を踏まえ、リスク・リワードが魅力的。
 今期は一過性の利益はく落の影響があるほか、与信費用動向による業績変動リスクがあるものの、利息返還引当金の戻入益など潜在的な業績バッファー要素も期待でき、ボトム収益の安定性は向上していると考えるとした。過払いの取崩益は会社計画には含まれていない(前期は60億円)と指摘。


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