後場コメント No.7 SCSK、第一三共、協和発酵キリン、日医工、キユーピーなど

2015/05/29(金) 15:00
★13:58  塩野義製薬-バークレイズが目標株価引き上げ BACE阻害剤も興味深い
 塩野義製薬<4507.T>が続伸。バークレイズ証券では、レーティング「オーバーウエイト」を継続、目標株価を4750円→5500円と引き上げた。
 高脂血症治療剤クレストールの2016年7月特許満了の影響を(1)ドルテグラビルのフランチャイズ(単剤Tivicay、配合剤Triumeq、長期作用型配合剤)、(2)多剤耐性抗菌剤S-649266、(3)便秘治療剤S-297996で乗り越えつつあると指摘。特にS-649266のポテンシャルは高く、ピーク時売上高5億ドルを予想。BACE阻害剤も興味深いとした。

★14:00  SCSK-3日続落 ERPパッケージのマイナンバー制度対応機能を提供開始へ
 SCSK<9719.T>が3日続落。同社は29日、自社開発のERPパッケージ「ProActive E2」の社会保障・税に関わる番号制度(マイナンバー制度)対応機能を、9月から順次提供を開始すると発表した。2015年10月の個人番号通知、2016年1月の制度開始に合わせて、必要となる機能をタイムリーに提供してゆく。市場関心の高いマイナンバー関連の発表だが、株価への影響は限定されている。

★14:04  参天製薬-バークレイズが目標株価引き上げ グローバルに足がかりを築きつつある
 参天製薬<4536.T>が5日続落。バークレイズ証券では、レーティング「オーバーウエイト」を継続、目標株価を1950円→2000円と引き上げた。
 スペシャリティー眼科薬企業としてグローバルに足がかりを築きつつあり、(1)滲出型加齢黄斑変性治療剤アイリーアの成功、(2)ドライアイ治療剤アイケルビス、(3)ぶどう膜炎治療剤シロリムスにより眼科薬企業としての地位を高めると考えているとした。

★14:07  第一三共-バークレイズが目標株価引き上げ 配当維持は可能と想定
 第一三共<4568.T>が小幅続伸。バークレイズ証券では、レーティング「アンダーウエイト」を継続も、目標株価は1400円→1500円と引き上げた。
 2015~2017年にかけてウェルコール、ベニカー、エフィエントと毎年特許満了がある一方、抗血液凝固剤エドキサバンは米国ラベルが限定的で、バークレイズでは商業的な貢献は限定的であると見ているとした。減配懸念はあるが、サン・ファーマ株式の売却などの選択肢により、配当維持は可能と想定。

★14:10  協和発酵キリン-バークレイズが目標株価引き上げ 業界内相対感での上昇余地は限定的
 協和発酵キリン<4151.T>が反落。バークレイズ証券では、レーティング「イコールウエイト」を継続、目標株価を1300円→1400円と引き上げた。
 (1)重症ぜんそく治療剤ベンラリズマブ、(2)くる病治療剤KRN23といったパイプラインを有する一方で、資本効率が低いことからROEは低位にとどまっており、業界内相対感での上昇余地は限定的であるとの見方を示した。

★14:12 日医工-バークレイズが目標株価引き上げ サノフィとの提携で恩恵を受ける可能性
 日医工<4541.T>が続伸。バークレイズ証券では、レーティング「オーバーウエイト」を継続、目標株価を3150円→3350円と引き上げた。
 (1)後発品数量シェア目標に向けて今後も促進策が期待され、数量成長の恩恵を受けると考えること、(2)事業多角化に向けた長期的戦略投資の可能性は否定できないものの、設備投資が一巡し、業績悪化要因になりにくいこと、(3)サノフィとの提携による恩恵を受ける可能性があることの3点を、強気推奨の理由に挙げた。

★14:13  キユーピー-7日ぶり反発 「マヨネーズ ジャパニーズスタイル(ハラル認証)」を国内販売
 キユーピー<2809.T>が7日ぶり反発。同社は28日、ハラル認証を取得した商品「マヨネーズ ジャパニーズスタイル(ハラル認証)」の日本国内での販売を、6月2日から開始すると発表した。
 「マヨネーズ ジャパニーズスタイル(ハラル認証)」は卵黄タイプのマヨネーズで、海外子会社のキユーピーマレーシアが製造したものを輸入する。ターゲットは、近年増加する日本在住のイスラム教徒およびイスラム圏からの訪日外国人。イスラム圏でも食の洋風化が進んでいることを背景に、家庭での利用や、ホテル内レストランなどのフードサービス市場での需要を見込んでいる。

★14:15 東和薬品-バークレイズが目標株価引き上げ 薬価改定における価格集約影響が大きい
 東和薬品<4553.T>が小幅反発。バークレイズ証券では、レーティング「アンダーウエイト」を継続も、目標株価を5050円→5250円と引き上げた。
 (1)東和は自社販売網を通じて売上高拡大に取り組んでいるが、営業所あたりの売上高は期待以上に拡大していないこと、(2)山形工場の設備投資は一巡したが、原薬製造等の設備投資が必要になりそうなこと、(3)薬価改定における価格集約影響が最も大きいことの3点から、弱気の見方を継続するとした。


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