米ゼネラル・エレクトリック－上昇　決算発表を受けて急落もプラス圏で終了

10月20日　 終値　前日比　前日比（％） ---------------------------------- GE 23.83 +0.25 +1.06％　 　10月20日の取引で、米複合企業のゼネラル・エレクトリック(NYSE:GE)の株価が上昇した。同社の7-9月期決算は調整後一株当たり利益が市場予想を大きく下回ったほか、通期一株当たり利益見通しが引き下げられた。決算発表を受けて株価は一時前日比6％超下落したが、終値では0.25ドル高（+1.06％）と上昇した。 　GEの第3四半期決算は、GEキャピタルを含む売上高が前年同期比14％増の334億7200万ドルとなり市場予想の325億4300万ドルを上回った。継続事業にかかわる純利益は9％減の19億500万ドル（市場予想：36億5500万ドル）、調整後一株当たり利益は0.29ドルとなり市場予想の0.50ドルを大きく下回った。 　事業別売上高は、産業部門全体では前年同期比10％増。ベーカー・ヒューズの買収により石油・ガス事業が同81％増となり、航空部門が8％増、再生可能エネルギー事業が5％増、ヘルスケア事業が5％増となった一方、電力事業が4％減、輸送事業が14％減、家電・照明器具事業が16％減となった。事業売却を進めている金融部門は8％減となった。産業部門の調整後コア売上高は1％減の269億ドル、同調整後営業利益率が前年同期から2.2％ポイント低下し11.8％となった。 　2017年通期ついては一株当たり利益をこれまでの1.60-1.70ドルから1.05-1.10ドルに引き下げた。