〔Market Flash〕日経平均は反発 前場はファナックがけん引し後場はアジア株高が追い風に

2014/07/25(金) 15:37
【15:36】日経平均は反発 前場はファナックがけん引し後場はアジア株高が追い風に  25日の東京市場は反発。米経済指標の好転でドル買い・円売りが進んだことを手掛かりに、朝方から輸出関連株を中心に買い先行となった。指数の寄与度が高いファナックが好決算で5%超の上昇率を記録したほか、ファストリなど値がさ株がけん引役となった。後場にかけてはアジア株高なども追い風となって、日経平均は100円超の上げ幅を示現した。売買代金上位はアイフル、クラリオン、ファナック、サイバーダイン、ソフトバンクなど。業種別では空運を除く32業種が上昇しており、特に証券、その他金融、パルプ・紙、倉庫・運輸、建設などが上位に並んだ。 【14:30】建機メーカーはロシア、アフリカ・中東の売上にも注意~野村  野村証券では、米国キャタピラーが14年売上予想を減額したことを受け、国内建機メーカーについてコメントしている。減額の主因は、一般建機部門で中国、CIS(ロシアなど)、アフリカ・中東の売上が減少したことにある。鉱山機械、中国需要の厳しさは株式市場にすでに認識されているものの、キャタピラーの決算はそれを確認するものであったとみており、コマツ(6301)、日立建機(6305)はロシア、アフリカ・中東の売上状況にも注意が必要と考えている。 【14:00】決算でガイダンス修正、自社株買いが期待できそうな銘柄は?~CS  クレディ・スイス証券では、決算を迎え、ガイダンスを修正する可能性がある企業を独自の分析でスクリーニングしている。リストに含まれる銘柄としては、大和工業(5444)、トヨタ紡織(3116)、ジェイテクト(6473)などを挙げている。また、自社株買いが期待できる銘柄として、潤沢な資金を有し、自社株買いを最近発表していない企業を選別しており、上位企業として、グリー(3632)、ディー・エヌ・エー(2432)やスタートトゥデイ(3092)などを挙げている。 【13:20】車載機器は3つの潮流で大変化、クラリオンを推奨~三菱UFJMS  三菱UFJモルガンスタンレー証券では、車載機器は(1)市販からOEMへの販売チャネルのシフト、(2)単品からシステム化、(3)情報提供から走行機能支援などの役割変化、といった3つの潮流変化が起こっていると考えている。個別ではクラリオン(6796)を推奨している。3つの潮流変化への対応で先行しているとみているほか、日立(6501)と連携できる点も強みで、事業領域の拡大から中期的な利益成長を見込んでいる。 【13:05】食品セクターは今後パフォーマンス格差へ、注目銘柄は?~野村  野村証券では、食品セクターの株価は年初から堅調に推移しているが、今後は株価パフォーマンスに格差が生まれてくると考えている。緩やかなインフレが継続する点は、食品の株価をサポートするとみる一方、4-6月期業績は会社計画を上振れた会社、下振れた会社が相応に存在している。野村では、ビールではサッポロHD(2501)、アサヒGHD(2502)、食品加工・素材では不二製油(2607)、明治HD(2269)にそれぞれ注目している。 【11:05】鉄鋼・非鉄 自社株買いポテンシャルは新日鉄住金、JFEが高い~CS  クレディ・スイス証券では、業績回復とともに、鉄鋼・非鉄セクターでも自社株買いなど株主還元に注目が集まると予想している。同セクターでは、最高水準の利益を計上していた06、07年度は配当金支払額を上回るほど積極的な自社株買いを行っていたこともあり、株主還元は自社株買いへシフトする可能性が高いと考えている。既に自社株買いを積極化させている会社はフジクラ(5803) のみであるが、今後は新日鉄住金(5401)、JFEホールディングス (5411)、シマノ(7309)の自社株買い(若しくは増配)に注目している。 【10:35】レアジョブ、メドピア、フリークアウトなど直近IPO銘柄に見直し買いの動き  レアジョブ(6096、6月27日上場)、メドピア(6095、6月27日上場)、フリークアウト(6094、6月24日上場)など、マザーズ市場の直近IPO銘柄の一角が大幅高。これらの銘柄は初値形成後、初動は強かったもののその後急落し、軟調な動きが続いていたが、足元でやや持ち直しの動きが見られ、調整一巡感から買いを集めている。 【10:25】日経平均は今週の高値水準で伸び悩み、小型電機株に値を飛ばす銘柄目立つ  日経平均は今週の高値水準(15390-15350円)から伸び悩む展開となっている。業種別では建設セクターが大幅に上昇。国内証券が清水建設(1803)の目標株価を大幅に引き上げたとこで、大手ゼネコン株に買いが波及している。業績好調のファナック(6954)が売買代金上位に浮上し、指数を牽引。値上がり率上位には、澤藤電機(6901)、クラリオン(6796)など小型電機株に商いを伴いながら値を飛ばす銘柄が目立つ。クラリオンは6月下旬から騰勢を強めており、2007年7月に付けた戻り高値318円を一気に更新した。 【9:55】年後半にかけてインフレ率が大きく低下しても不思議ではない~JPモルガン  JPモルガン証券では、消費増税を除くベースでのコアCPI(消費者物価指数)のピークは4月だったとみている。黒田日銀総裁は前回会合後の会見で、インフレ率が向こう数カ月中に1%を下回る可能性はないとの見方を示したが、円安効果がはく落する中で年後半に掛けてインフレ率が比較的大きく低下しても不思議ではないと考えている。単月の数字が下振れてもすぐに追加緩和の可能性が高まることはないと想定しているが、今後の動向には注目が必要とコメントしている。 【9:15】米国雇用指標は良好、7月雇用統計は22.5万人増を予想~バークレイズ  バークレイズ証券によると、7月18日に終わる週の米国失業保険新規申請件数は前週比-1.9万件の28.4万件と市場予想に反して大幅に減少したとのこと。この時期は自動車工場の夏季閉鎖のため季節調整の歪みが生じやすいため判断が難しいと指摘しつつも、4週間移動平均のトレンドを見ても30.2万件と2007年5月以来の低水準となっている。バークレイズでは来週1日発表の7月雇用統計について、非農業部門雇用者数を前月比+22.5万人、失業率を同-0.1ppの6.0%と予想している。 【8:45】寄り前気配はMS&AD、長瀬産、アサツーDKなどが高い気配値  主力株の寄り前気配では、MS&AD(8725) +6.71%、長瀬産(8012) +6.56%、アサツーDK(9747) +4.85%、ケーズHD(8282) +4.83%、日テレHD(9404) +4.35%、スタンレ電(6923) +4.32%、ウシオ電(6925) +3.48%、メディパル(7459) +3.28%、ヤマハ(7951) +3.27%、大和ハウス(1925) +3.24%などが高い気配値。  一方、関西ペ(4613) -8.59%、ふくおか(8354) -3.33%、アドバンテ(6857) -3.32%、きんでん(1944) -3.21%、山口FG(8418) -3.19%、日梱包(9072) -3.10%、スズケン(9987) -2.92%、TSIHD(3608) -2.71%、スズキ(7269) -2.53%、CTC(4739) -2.33%などが安い気配値となっている。
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マーケットデータ
日経平均 38,079.70 +117.90
TOPIX 2,677.45 +14.30
グロース250 659.87 +9.75
NYダウ 37,753.31 -45.66
ナスダック総合 15,683.37 -181.88
ドル/円 154.36 -0.02
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