米アメリカン・エアラインズ－大幅上昇　エアバス22機の導入先送りを好感

7月22日 　 終値　 前日比　前日比（％） ------------------------------------ AAL 36.36 +1.40 +4.00％ 　7月22日の取引で米空運大手のアメリカン・エアラインズ・グループ（NASDAQ：AAL）の株価が大幅に上昇した。同社が22日に発表した第2四半期（4-6月期）決算は、減収減益となったものの、調整後の一株当たり利益が市場予想を上回ったほか、エアバス22機の導入を先送りしたことが好感された。 　アメリカン航空の第2四半期決算は、売上高が前年同期比4.3％減の103億6300万ドル、営業利益は同8.8％減の17億5100万ドル、純利益は44.3％減の9億5000万ドルとなった。調整後の一株当たり利益は1.77ドルと市場予想の1.68ドルを上回った。 　旅客単位収益（PRASM）は主要路線が前年同期比7.0％減、地方路線が同6.0％減となり、全体では12.71セントと6.3％減少した。また、搭乗率は主要路線が0.5％ポイント低下、地方路線が3.4％ポイント低下し、全体では82.5％と0.8％ポイント低下した。 　当四半期に自社株買いと配当により17億ドル以上を株主に還元した。また、同社は22機の発注済みのエアバス社のワイドボディ機A350XWBの納入を遅らせ、2017年と2018年の設備投資額を縮小した。