LDNFIX=ドル円の下落一巡、ポンドほか欧州通貨は軟調

2017/05/27(土) 01:37
 NY午前、ロンドンタイムに一時110.88円と23日以来、3日ぶりの111円割れとなったドル円は、下落の流れが一巡した。米1-3月期GDP・改定値が前期比年率+0.7%から+1.2%に上方修正され、市場予想を上回ると、米長期金利の持ち直しとともに、ドル円も111円前半までドル買い優勢。ただ、同時に発表された米4月耐久財受注は輸送用機器を除くベースで前月比-0.4%と、予想+0.5%から想定を大きく離れる悪化。ドル円の反発力をやや緩めた。米株も7営業日ぶりの反落で寄り付いた。やや弱めだった米5月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値も重し。しかし一時2.23%割れとなっていた米長期金利が2.25%まで水準を回復したこともあり、ドル円も111.40円付近まで戻した。  ユーロドルはドルの持ち直しから軟化し、一時1.1161ドルと週初22日につけた1.1162ドルをわずかながら割り込んだ。1週間ぶりの安値となった。しかしドルの反発力が鈍ると下げ渋った。ユーロ円は124.17円までじりじり下値を広げた後は、安値圏でのもみ合いに転じた。  一方、ポンドは売り継続。英総選挙での与党支持率低下が重し。ポンドドルは4月25日以来の安値1.2776ドル、ポンド円も同25日以来の142.13円まで下落幅を広げた。  オセアニア通貨は、NY入りにかけて欧州通貨クロスの買いを支えに底堅かった。豪ドル/ドルは一時0.7461ドル、NZドル/ドルは0.7077ドルまで上昇。しかし高値をつけた後は、対欧州通貨を中心に進んだドル高の影響を次第に強め、頭打ちとなった。豪ドル円は82円後半で戻りを試し、NZドル円は78.63円までじり高だった。  産油国通貨の加ドルは、昨日に大幅安となった原油相場が下げ渋ったことから買い戻された。ドル/加ドルは一時1.3433加ドルの加ドル高値をつけた。ただ、加ドル円は82円半ばから82円後半へ戻した程度だった。
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