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アナリスト田中の深堀り郵政IPO! 特集記事バックナンバー
【第10回】
世界の郵便事業IPO、株価が上がった国、下がった国
成長のカギは、意外と伸びしろのある物流事業の革新とM&A
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 郵便事業の官業民営化は世界的な潮流だ。ただ上場が実現した国のほとんどは欧州で占められる。これは欧州連合(EU)で郵便市場の自由化が採択されたためだ(EU郵便指令)。ただ、実際に上場が実現したのは自由主義政権の色濃い国が中心だ。以下、各国の事例を上場順に見ていく。(株価データは全てBloombergより)

〒ポストNL 1998年6月に分離上場
 オランダの郵便専門会社。民営化の先駆け。上場後に分離、統合を繰り返している。当初は逓信省が民営化したロイヤルKPN(日本のNTTに当たる)の傘下にあった。KPNは1994年6月に上場した後、民間急送便事業者のTNTを買収し、98年6月にTNTポストグループ(TPG)として分離上場させた。だが、2011年5月に再び急送便部門をTNTエクスプレスとして分離させた。TNTエクスは米フェデックスが買収を決めた。現在8.00ユーロでTOB中で、上場廃止になる。一方、ポストNLは斜陽産業の郵便事業を受け継いだ形で、それだけに収益は厳しい。

ロイヤルKPN 1994年6月新規上場
 公開価格:- 初値:3.6744
 10/29:3.2800 高値:39.4900(2000.3) 安値:1.0941(2001.9)
 ※2000年のITバブル時に高騰した後、バブル崩壊でたたき売られた。



ポストNL(旧TPG)1998年6月分離上場
 公開価格:なし 初値 :8.0565
 10/29:3.7300 高値:14.6028(2007.1) 安値: 1.4570(2013.4)
 ※縮小する郵便事業で業績は低迷している。



TNTエクスプレス 2011年5月分離上場
 公開価格:なし 初値 :8.9000
 10/29:7.6200 高値:10.2400(2012.2) 安値: 4.0510(2013.1)
 ※米フェデックスが8ユーロでTOB、完全買収で上場廃止へ



〒ドイツポスト 2000年11月新規上場
 郵政民営化のお手本といわれるが、株価は右肩上がりではない。株価は上下を繰り返しリーマンショック後に7割減まで低迷した。郵貯にあたるドイツポストバンクを2004年6月にスピンアウト上場させ、今は貯金事業は手掛けていない。

 公開価格:21.000 初値:21.020
 10/29 :27.230 高値:31.185(2015.4) 安値: 6.600(2009.3)
 ※事業再編や人員削減に熱心で郵政民営化の優等生だが、株価はそれほどでもない。



〒シンガポールポスト 2003年5月新規上場
 欧州以外では唯一の上場例。ドイツポスト同様に買収を繰り返している。国土が狭い利点が優位に働いているのか、株価は右肩上がりに推移している。

 公開価格:0.6000 初値:0.5490
 10/29 :1.9000 高値:2.1514(2015.1) 安値:0.5490(2003.5)
 ※株価はきれいな右肩上がり。



〒オーストリアポスト 2006年5月新規上場
 リーマンショック後の2009年から2010年に掛けていったん低迷。再び公開価格割れの時期があった。

 公開価格:19.00 初値:17.314
 10/29 :34.23 高値:47.00(2015.4) 安値:17.314(2006.5)
 ※リーマンショック後に株価低迷。



〒ビーポスト 2013年6月新規上場
 ベルギーの郵便会社。上場前に政府がファンドに売却し、ファンドの持ち分をまずは売り出しに回して上場した。日本でも公募があったため保有している人も多いのではないか。初値は同値でしばらくもみ合いが続いたが、半年経過当たりから強含んでいる。

 公開価格:14.50 初値:14.50
 10/29 :22.63 高値:27.65(2015.4) 安値:13.56(2013.8)
 ※日本でも公募があった。上場前にファンドに売却していた珍しいパターン。



〒ロイヤルメール 2013年11月上場
 イギリスの郵便会社。英国は近代郵便制度発祥の地。日本の郵便事業創業者である前島密も視察した。サッチャー政権下でさえ民営化が見送られた案件も、EU郵便指令を受けて民間資本の取り込みに踏み切った。初回の売り出しで政府は過半数を売却しており、1990年以降では最大規模。それでいて初値上昇率が高かったため、ディスカウントし過ぎて国民資産の安売り批判を受けることになった。まだ上場間もないが、一度も公開価格を割れていない唯一の事例でもある。

 公開価格:330.00 初値:450.00
 10/29 :450.17 高値:618.00(2014.1) 安値:388.00(2014.10)
 ※初値上昇率が高く、公開価格割れのない唯一の事例。



〒ポステ・イタリアーネ 2015年10月上場
 イタリアの郵便会社。日本郵政の前週に上場したばかり。初値での公開価格割れは避けられたものの、さえない取引が続く。

 公開価格:6.75 初値:6.75
 10/29:6.41 高値:6.95(10/27) 安値:6.41(10/29)



●ドイツポストバンク 2004年6月に新規上場
 ドイツポストからスピンオフしたリテールバンク。今はドイツ銀行の子会社だが、ドイツ銀行は再び分離独立さかる方針を発表している。上場後に建築貯蓄金庫大手や郵便局店舗網の買い取りを実施した。
 海外の郵便制度でも小口貯金や保険業務は行われているが、独立上場した事例は少ない。株価はサブプライムショックとリーマンショックを挟んで乱高下した。公開価格から倍以上になったことがある半面、一時は4分の1以下になった。金融市場の回復とともに株価も回復し、今は公開価格を上回っているが高値からは半値で推移している。
 なお、郵便貯金のIPOでは中国の郵政貯蓄銀行に上場観測が出ている。

 公開価格:28.50 初値:29.00
 10/29 :35.35 高値:74.72(2007.4) 安値:6.67(2009.1)
 ※親会社が物流事業に集中するため売却。ドイツ銀行子会社だが再び独立系へ



 海外では純粋に郵便・物流会社として上場させていることが多く、縮小する郵便事業のユニバーサルサービスをどう維持するかに悩まされている。3社のなかで日本郵政の人気が劣るもこうした事情が働いている。斜陽の郵便事業だけにしてしまったオランダの事例はともかく、各国ともカギは成長する郵便以外の物流事業について、買収を絡ませながらどう育てるかにかかっている。

(2015/11/04)


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2015/10/20  かんぽ生命とゆうちょ銀、グレー市場で公開価格上回る買い注文 (BBG 報道)
 上場前の株式が取引される「グレーマーケット」でかんぽ生命は公開価格2200円に対し、2350円のビッド(買い気配値)、ゆうちょ銀行については公開価格の1450円に対し1550円のビッドが入ったとリオリエント・グループによる話としてブルームバーグが報じた。また、チャーチル・キャピタルのセールス・トレーダーの話として、ゆうちょ銀には1510円、かんぽ生命には2290円のビッドが入っていると伝えた。
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