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日本郵政
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アナリスト田中の深堀り郵政IPO! 特集記事バックナンバー
【第7回】
郵政上場に株価は救われたのか?
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 事前の報道どおり10日に郵政3社の東京証券取引所への上場が承認された。新たに公開された資料を見て思ったのは、「やはり今期は減益予想か」という残念な気持ち。第1四半期が3社とも振るわなかったため予想はしていたが、業績予想に刻まれた「△」を見るとやはりなえる。
 業績予想のプレスリリースには、その計算に至った過程が細かく書かれている。その説明文を読むと疑問に思うことがある。金融子会社2社(ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険)の予想の前提条件についてだ。金融商品による運用が収益の大半を占める2社には、株価指数や長期金利、為替水準についての前提が書かれている。株価と為替の部分については以下の通り。保有資産の大半は公債なので、一番影響があるのは長期金利になるが、今回の内容には関係ないので省く。

 TOPIX:1407P(ゆうちょ銀行)
 日経平均株価:1万7450円(かんぽ生命保険)
 為替:1ドル=120円

 先週の株価指数は8日に安値を付けにいったが、その際の底値はTOPIXで1415.61P、日経平均で1万7415円61銭だった。為替では119円割れまで売られたドル円も、承認日に向けてするすると戻った。11日には120.0円台後半に乗せて推移している。底値が前提条件前後、為替も承認日に合わせたように戻る。これは偶然なのだろうか。
 業績予想は安値を付けた後で公表された。実態に合わせて書き換えたようにも思えるが、今では業績予想も上場審査で厳しく問われる対象だ。後出しジャンケンというわけでもあるまい。
 つまり、仮に先週の安値を割って下落が続いていたら、業績予想やり直し→上場延期となりかねなかったことになる。多くの関係者を乗せて走っている巨大案件だけに、ここまできての延期は困る人が多いだろう。復興費としてあてにしていた政府はもちろん、巨額の引受手数料を皮算用していた証券会社、郵政IPOを避けた他の案件など、方々に影響する。それだけに先週の反発は多くの関係者が救われたわけだ。
 ここで問題となるのは、ゆうちょ銀行もかんぽ生命も彼ら自身が機関投資家であることだ。長期国債での運用がメーンのため、黒田日銀体制の低金利政策を受けて、近年は運用難に陥っている。それを打開すべく、外国債券や株式といったリスク資産のウエートを増やしてきた。ともに業界最大手だけに巨額の資金を持つ彼らは通称「5頭のクジラ」のうちの2頭に例えられる。つまり、安値防衛に自ら動くというマッチポンプも可能なのだ。もちろん、バリュエーション的に買いを入れる好機であったことには変わりはない。株価が安い水準での反発は、これまでも常に公的資金「クジラ」の存在が観測されてきた。
 業績予想に携わった証券会社側が「まずい、営業掛けろ!」とばかりに水面下で頑張ったというシナリオも考えられる。なにせ取り仕切る主幹事だけでも9社と多く、情報漏れがない方が不思議だ。その際、詳しい事情はもちろん伏せてのことだったとしても。誰が何をするでもなく、この条件を知っていた連中が思惑的に買いを入れれば、結果的に買い支えの役割を果たすことになる。すべて想像であるため、真相はやぶの中だが。
 とにもかくにも、株価が郵政金融2社の業績予想水準で切り返したことは確か。郵政3社のIPOに興味のない投資家も知っておくといい事実である。
(2015/9/18)


特集記事バックナンバー
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・ 第3回、知っておきたいもう一つの子会社“ 現場業務を担う日本郵便 ”
・ 第4回、踊る超ド級IPO
・ 第5回、国民資産が簿価の6割引で買える!? ゆうちょ銀行の投資妙味や如何に
・ 第6回、親方日の丸保証がメリットのかんぽ生命、焦点の配当利回りを保険大手と比べてみると…
・ 第7回、郵政上場に株価は救われたのか?
・ 第8回、日本郵政の価値を考える! 日本郵便はお荷物なのか?〜一等地に抱える膨大な不動産〜
・ 第9回、郵政3社はどれを買うべきか 青い鳥の止まるカネのなる木はどこに?
・ 第10回、世界の郵便事業IPO、株価が上がった国、下がった国 成長のカギを握るのは…
・ 第11回、過去の大型IPOの指数採用イベントは?
・ 第12回、ゆうちょ銀のキャッチアップはあるのか? かんぽ生命の今後は?上場一ヶ月、各社の…
・ 第13回、問題山積だが、走り始めた民営化はもはや誰にも止められない。
郵政IPO トピックス( 郵政グループに関連する情報をピックアップして随時配信しています )
2015/11/4 米MSCI、日本郵政とゆうちょ銀を早期組み入れ
 米MSCIは4日、日本郵政とゆうちょ銀行の2社をMSCIグローバルスタンダード指数に11月18日から反映させる(17日の大引けで計算)と発表した。ともにラージキャップとスタンダードが対象になる。
2015/11/4 英FTSE、郵政3社の投資可能分は11%
 英FTSEは郵政3社のグローバル株価指数シリーズへの早期組み入れ(ファストエントリー)について、3社とも発行済み株式数の11%を投資可能分とみなすと発表した。10日火曜日大引け時点の株価で組み入れ、翌11日から各指数に反映させる。
2015/10/27 日本郵政、グレーで5%高の1470円 (BBG 報道)
 日本郵政株について、東京時間午前10時46分に1470円でグレーマーケットの取引があったとブルームバーグが報じた。シンガポール在住のチャーチル・キャピタルのセールス・トレーダーが明らかにしたという。公開価格の1400円を5%上回る。また、ゆうちょ銀行は公開価格の1450円に対し1540円で取引され、かんぽ生命保険は公開価格2200円に対し2360円の買い気配、2500円の売り気配が入っているとしている。
2015/10/20  かんぽ生命とゆうちょ銀、グレー市場で公開価格上回る買い注文 (BBG 報道)
 上場前の株式が取引される「グレーマーケット」でかんぽ生命は公開価格2200円に対し、2350円のビッド(買い気配値)、ゆうちょ銀行については公開価格の1450円に対し1550円のビッドが入ったとリオリエント・グループによる話としてブルームバーグが報じた。また、チャーチル・キャピタルのセールス・トレーダーの話として、ゆうちょ銀には1510円、かんぽ生命には2290円のビッドが入っていると伝えた。
2015/10/14  郵政3社、ブックビル開始2日で需要超過 (BBG 報道)
 日本郵政グループ3社のIPOで、ブックビルディング開始から2日間で国内外の投資家需要が総売り出し株式数を上回ったと、ブルームバーグが関係者の話として報じた。日本郵政とゆうちょ銀では申し込みが売り出し予定数を上回り、かんぽ生命では数倍になったという。
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