前場コメント No.6 パーソルHD、エンJPN、旭化成、住友重、岩谷産、東電力HD

2022/08/17(水) 11:30
★10:27  パーソルHD-底堅い クラウドファンディングのFUNDINNOに出資
 パーソルホールディングス<2181.T>が底堅い。同社は16日、新設した「雇用創造ファンド」にて、株式投資型クラウドファンディングサービスを提供するFUNDINNO(東京都品川区)への出資を実施したと発表した。

 今回の出資を通じて、パーソルグループが保有する採用支援ノウハウを活かしながら、FUNDINNOとともに全国のスタートアップの成長支援に向けた支援を進めるとしている。

★10:33  エンジャパン-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 国内既存事業と海外事業予想を上方修正
 エン・ジャパン<4849.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、国内既存事業と海外事業予想を上方修正。レーティングは「Neutral」を継続し、目標株価は1900円→2300円に引き上げた。

 三菱UFJMSは、国内既存事業と海外事業を主因に自社営業利益予想を23.3期、24.3期とも上方修正。国内既存事業は「エン転職」の需要が大企業向けに強く、社内リソースも新卒社員中心にしっかりと体制構築ができている印象と指摘。結果、1Q(4-6月)国内求人サイト事業は前年同期比21%増収と好調だった。海外事業に関してはインドにおけるITエンジニア派遣が大きく成長すると同時に、ベトナムの求人サイト事業も着実な成長ができていると評価している。

★10:41  旭化成-反発 デジタル人材を10倍2500人に 学び直しで育成=日経
 旭化成<3407.T>が反発。17日付の日本経済新聞朝刊は、旭化成<3407.T>が2024年度までにデータ分析などの専門知識を持つデジタル人材を21年度の10倍の2500人に増やすと報じた。

 記事によれば、不足するデジタル人材は獲得競争が激しく、中途採用も難しいもよう。リスキリング(学び直し)を通じた自前の人材育成に本腰を入れる動きが広がり始めたとしている。

★10:47  住友重機械工業-もみ合い 鉄鋼曲面を吸着走行できる新型ロボット開発と伝わる
 住友重機械工業<6302.T>がもみ合い。17日付けの化学工業日報は、同社が鉄鋼曲面を吸着走行する新型ロボット機構の開発に成功したと報じた。

 記事によれば、従来ロボットでは困難だった「曲面形状の走行」「壁面への着脱」「壁と天井など2面の隅部の乗り越え」などが複雑な制御なく実現できるという。同社の「チャレンジ制度」を活用した開発成果で、大型鉄鋼構造物製造現場での省人化・省力化などに貢献できるとみられ、今後、点検、切断など幅広く実用化をめざすとしている。

 なお、株価は買いが先行したものの、その後は売りに押され前日終値付近でもみ合う展開となっている。

★10:53  岩谷産業-反発 カセットこんろ・カセットガスを値上げ 今年度2度目の価格改定
 岩谷産業<8088.T>が反発。同社は17日、カセットこんろ・カセットガスに関し、2022年10月3日出荷分より、一部製品の価格改定を順次実施すると発表した。

 原材料ならびに物流費の高騰を理由に同年4月1日出荷分よりカセットこんろ、6月1日出荷分よりカセットガスの価格改定を実施済みであり、同年度内で2度目の値上げとなる。価格改定率はカセットこんろ:約5~20%アップ、カセットガス:約15%アップとしている。

★11:00  東京電力HD-大幅高 原子力規制委 柏崎刈羽原発のテロ対策施設を許可
 東京電力ホールディングス<9501.T>が大幅高。原子力規制委員会は17日、同社柏崎刈羽原発6、7号機のテロ対策「特定重大事故等対処施設」の設置計画を正式に許可した。

 10時54分に配信された共同通信の報道によれば、航空機を衝突させるテロ行為などを想定し、離れた場所から原子炉の冷却を続ける緊急時制御室などを設ける計画としている。

 再稼働に一歩近づいたとの見方から、株価は買いが優勢となっている。


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