後場コメント No.4 日立、リガク、サイバセキュリ、ホトニクス、クミアイ化、エーザイ

2026/06/09(火) 15:32
★14:36  日立-続落 独ボッシュ系と業務用空調分野で協業に合意
 日立製作所<6501.T>が続落。同社は9日、独ボッシュの冷暖房機器会社であるボッシュ・ホームコンフォート・グループ(以下、ボッシュHC)と、同社のビルマネジメント分野における次世代ソリューション群「HMAX for Buildings」を基盤に、両社のドメインナレッジと先進AIを組み合わせた新たな協業を実施することに合意したと発表した。
 
 日立グループの「HMAX for Buildings」である「BuilMirai」の空調IoTソリューション「exiida」と、ボッシュHCの空調機器管理・可視化ソリューション「airCloud Pro」を接続し、ボッシュHCの空調機器が「BuilMirai」につながることで、遠隔監視や故障予兆診断、エネルギーマネジメントなどビル設備の高度で統合的な運用管理を実現する。これにより、設備メンテナンスコストの最適化やダウンタイムの最小化、エネルギーコストの低減など、資産のライフタイムバリューの最大化に貢献するとした。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★14:42  リガクHD-5日ぶり大幅反発 インドメタシンの共同研究成果が学術誌に掲載
 リガク・ホールディングス<268A.T>が5日ぶり大幅反発。同社は9日、X線分析装置を手掛けるグループ会社のリガク、塩野義製薬<4507.T>、日本電子<6951.T>、明治薬科大学と共同で進めてきた研究成果が、結晶学分野の世界的学術誌「Crystal Growth&Design」に掲載されたと発表した。

 今回の研究では、鎮痛・抗炎症薬として広く使用されている「インドメタシン」において新たな結晶多形を発見し、その構造解析および特性評価を実施した。インドメタシンは長年研究されてきた医薬品であるものの、新たな結晶多形の発見は極めて稀であり、今回の成果は結晶学および医薬品研究の両面で重要な意義を持つ成果になるとしている。

★14:51  サイバーセキュリティクラウド-反発 新サービス「AI MONBAN」を提供開始
 サイバーセキュリティクラウド<4493.T>が反発。同社は9日、グループ会社のDataSignが独自開発した、企業におけるAI利用の可視化・制御・監査を実現するAIガバナンスプラットフォーム「AI MONBAN(エーアイモンバン)」を、同日より提供を開始すると発表した。
 
 「AI MONBAN」は、同社グループが推進するAIセキュリティ事業における取り組みの第一歩だという。今後は、MCP非対応の既存SaaSや社内データベース、データウェアハウスなどとの連携にも対応し、AIエージェントが必要な情報へ適切な権限のもと安全にアクセスできる統合基盤へと進化させる。また、用途や業務内容に応じて最適なAIエージェントを選択・利用できるAIマーケットプレイスの実現もめざすとしている。

★15:02  浜松ホトニクス-3日ぶり反発 世界最高クラスの2キロワット出力LDバー開発に成功
 浜松ホトニクス<6965.T>が3日ぶり反発。同社は9日、これまで培ってきたレーザダイオード(LD)の高出力化技術と新たな製造技術の採用により、幅1センチメートルのLDバーから室温で2.0キロワットと世界最高クラスの擬似連続波を出力することに成功したと発表した。
 
 同成果により、産業用レーザ加工装置や固体レーザの励起光源などのパワーレーザの応用に加え、将来的には高エネルギー光源を必要とする先端分野への展開も期待されるとした。

★15:09  クミアイ化学-後場急騰 上期営業益を上方修正 アクシーブの前倒し出荷など踏まえる
 クミアイ化学工業<4996.T>が後場急騰。同社は9日15時、26.10期上期(11-4月)の連結営業利益予想を従来の61億円から104億円(前年同期比10.1%増)に上方修正すると発表した。

 売り上げの増加に加え、アクシーブの前倒し出荷により利益を確保したことを踏まえた。

 なお、通期の業績については、中東情勢の緊迫化および紛争の長期化により、同社事業への影響が想定されるものの、その影響の程度については精査中であることから、前回予想を据え置くとしている。

★15:18  エーザイ-MSMUFGが目標株価引き下げ レケンビのマージン改善が今後の大きな課題
 エーザイ<4523.T>が反落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、レケンビのマージン改善が今後の大きな課題と指摘。投資判断は「Equal-weight」を継続し、目標株価を5200円→3800円に引き下げた。

 MSMUFGでは、今回の決算期の大手医薬の中で最も残念な内容だったと評価。経営計画26-28の最大のTakeawayは、レケンビは売り上げ・数量が今後大きく伸びても、同社にとってのマージン改善効果が限定的にとどまる可能性が高いという点だったとした。MSMUFGはレケンビの中期営業利益率は35-40%を従来は想定していたが、今回25-27%に引き下げたとしている。


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