ニューヨーク外国為替市場概況・18日 ドル円、反落

2022/05/19(木) 06:05
 18日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は128.23円と前営業日NY終値(129.38円)と比べて1円15銭程度のドル安水準だった。前日のウォルマートに続き、小売り大手ターゲットが発表した決算が低調な内容となり、インフレが企業収益の重荷になるとの懸念が強まった。ダウ平均が一時1200ドル超下落したほか、ナスダック総合が5%超急落するとリスク・オフの円買いが優勢となり、3時前に一時128.01円と日通し安値を更新した。一時は3%台に乗せた米10年債利回りが2.87%台まで急速に低下したことも相場の重し。  なお、イエレン米財務長官は独ボンでの記者会見で「米国は市場が決めるドル交換レートにコミット」「ドルが上昇していることを理解」「強いドルは他国にとって懸念材料」などと語った。  ユーロドルは4営業日ぶりに反落。終値は1.0464ドルと前営業日NY終値(1.0550ドル)と比べて0.0086ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)の大幅利上げ観測が高まる中、23時前に一時1.0541ドル付近まで買われる場面もあったが、アジア時間に付けた日通し高値1.0564ドル手前で失速。米株安を背景にリスク・オフのドル買いが優勢になると一時1.0461ドルの日通し安値を更新した。高インフレによるユーロ圏景気の減速を懸念したユーロ売りも見られた。  ユーロ円は4日ぶりに大幅反落。終値は134.17円と前営業日NY終値(136.53円)と比べて2円36銭程度のユーロ安水準。米国株の急落を背景に投資家がリスク回避姿勢を強めると円買い・ユーロ売りが活発化。前日の安値134.50円を下抜けて一時134.08円まで下げ足を速めた。  ユーロ円以外のクロス円も軟調だった。ポンド円は一時158.06円、豪ドル円は89.09円、NZドル円は80.64円、カナダドル円は99.40円、南アフリカランド円は7.96円、トルコリラ円は8.03円まで値を下げた。  なお、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比620円安の2万6240円まで売られる場面があった。 本日の参考レンジ ドル円:128.01円 - 129.54円 ユーロドル:1.0461ドル - 1.0564ドル ユーロ円:134.08円 - 136.67円
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