後場コメント No.2  旅工房、オープンドア、鳥居薬、大日光、オンコリス、昭栄薬品、ラクーンHDなど

2020/01/24(金) 15:04
★13:16  旅工房やオープンドア-大幅安 新型肺炎死者は25人に 旅行控えを懸念
 旅工房<6548.T>、オープンドア<3926.T>が大幅安。新型コロナウイルスに関する報道が続いていている。中国政府は24日に、新型ウイルスによる肺炎の死者は25人に増え、確認できた感染者は830人に上ったと発表。このような状況を受けて、旅行を控える動きが出るとの懸念から売りが出ているもよう。

★13:35  鳥居薬品-7日続伸 アトピー性皮膚炎治療薬「コレクチム軟膏」を販売
 鳥居薬品<4551.T>が7日続伸。同社は23日、ヤヌスキナーゼ阻害剤「コレクチム軟膏0.5%」について、アトピー性皮膚炎を適応症として、親会社のJT(日本たばこ産業)<2914.T>が日本国内における製造販売承認を取得したと発表した。

 薬価収載後は、同社が販売を行う。発売時期は決定次第知らせるとしている。

★13:42  大日光-ストップ高買い気配 車載向け電子基板拡販 日経報道
 大日光・エンジニアリング<6635.T>がストップ高買い気配。24日付の日本経済新聞朝刊は、同社が車載向け電子基板事業を九州やベトナムで始めると報じた。

 九州、ベトナムの現地企業とこのほど業務提携し、提携先の拠点に製造ラインを設けたり、技術協力したりするもよう。従来は拠点がなかった地域で地元企業と組み、販路を広げるとしている。株価は販路拡大に期待した買いが優勢となっている。

★13:58  オンコリス-後場急騰 「テロメライシン」第2相臨床試験開始を好感
 オンコリスバイオファーマ<4588.T>が後場急騰。がんのウイルス療法「テロメライシン(OBP-301)」に関して、同社が独占的ライセンス契約を結んだ中外製薬<4519.T>が放射線併用療法による第2相臨床試験を開始することが材料視されている。日本医薬情報センターが24日に公開した臨床試験情報からわかった。
 

★14:15  昭栄薬品-一時ストップ高 ブラジルでエタノール需要ひっ迫 代替需要で思惑
 昭栄薬品<3537.T>が一時ストップ高。24日付の化学工業日報が、日本の発酵アルコールの調達元のブラジルでエタノールの需給がタイト化する観測が出ていると報じたことが手がかり。

 記事によれば、背景にはバイオ燃料の利用拡大を推進する国家政策「RenovaBio」が今月から開始されるなど需要の拡大があるもよう。一方で、砂糖価格が上昇するとの見方が浮上。粗原料のサトウキビが砂糖の生産に多く振り向けられるとエタノールの生産に影響するため、日本が輸入の大半を頼るブラジルの需要変化は、調達面で影響が出てきそうだとしている。

 同報道を受け、サトウキビの代替となるパーム由来のバイオエタノールなどに強みをもつ同社に思惑的な買いが向かっているとみられる。なお、急騰後は利益確定売りも出たことから、上げ幅を縮めている。
 

★14:29  ラクーンHD-一時急伸 ECサイトでマスク出荷額56倍 日経報道
 ラクーンホールディングス<3031.T>が一時急伸。日本経済新聞電子版が24日、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の広がりを受け、日本でマスクが爆発的に売れていると報じたことが材料。

 記事によれば、ドラッグストアのほか越境ECサイトでも注文が増えており、同社子会社が運営する海外業者向け卸販売サイト「SD export(エスディーエクスポート)」は、1月1~20日のマスク出荷額が前年同期比で56倍となったとした。

 これを受けて、株価は一時前日比7.6%高まで上昇する場面があった。ただ、その後は利益確定売りが出たことから値を消している。


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