後場コメント No.2  新日科学、上新電、日東紡、MS&AD、北越工、東映アニメ

2020/08/07(金) 15:05
★12:43  新日本科学-後場急騰 1Q営業益64%増 CRO事業が好調
 新日本科学<2395.T>が後場急騰。同社は7日12時に、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は4.5億円(前年同期比63.7%増)だったと発表した。

 CRO事業が、豊富な受注残高を背景に稼働状況は堅調であり、内部業務プロセスのイノベーションと経費節減を合わせ、髙利益率を維持していることから、大幅な増益となったことが寄与した。

★12:49  上新電機-後場マイナス転換 今期営業益6%増予想も材料出尽くし
 上新電機<8173.T>が後場マイナス転換。同社は7日12時30分、従来未定としていた21.3期通期の連結営業利益予想は95億円(前期比5.8%増)、通期配当予想は50円(前期は50円)と発表した。新しい生活様式に対応した商品ニーズの高まりを想定する。また、EC販売の進展も見込む。
 
 21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は32億円(前年同期比2.1倍)だった。テレワークや在宅学習など、新しい生活様式の広がりからパソコン・プリンタ・テレビ・ゲームなどが好調に推移した。在宅率の増加から、白物家電、調理家電なども堅調だった。

 なお、株価は決算期待で上昇していたこともあり、材料出尽くし感により利益確定の売りに押されている。

★12:53  日東紡-ストップ安売り気配 今期営業益33%減見込む 汎用品の低調続く
 日東紡<3110.T>がストップ安売り気配。同社は6日、未定としていた21.3期通期の連結営業利益予想を55.0億円(前期比32.6%減)だと発表した。衣料品、自動車、住宅向けなどの汎用品について想定以上の厳しさが続くと想定している。

 21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は20.5億円(前年同期比20.7%増)だった。原織材事業において電子材料向けガラスの販売が伸長したことが寄与した。

★13:08  MS&AD-後場プラス転換 1Q最終益1%増 市場コンセンサス上回る
 MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725.T>が後場プラス転換。同社は7日13時、21.3期通期の連結純利益が967億円(前年同期比0.7%増)だったと発表した。市場コンセンサスは649億円。保険引受利益が増加したことが寄与した。

★13:10  北越工業-後場急落 今期営業益74%減見込む 1Qは59%減で着地
 北越工業<6364.T>が後場急落。同社は7日13時に、従来未定としていた21.3期通期の連結営業利益を14.0億円(前期比73.7%減)にすると発表した。

 国内外の事業活動が段階的に可能となり、販売先や市場動向の情報が入り始めてきた。しかし、新型コロナウイルスの感染状況は依然として予断を許さない状況であり、今後も一定程度影響を受けることも踏まえ、業績予想を算定した。

 21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は5.3億円(前年同期比59.2%減)だった。建設機械事業が、製品の受注低迷に加え工場の操業調整を行った結果、減益となった。また、産業機械事業が減益となったことも響いた。

 併せて、未定としていた21.3期の中間配当予想を5円(前期は15円)、期末配当予想を7円(前期は20円)にすると発表した。年間配当は12円(前期は35円)となる。

★13:16  東映アニメ-上場来高値 講談社らとYouTubeでアニメを共同配信
 東映アニメーション<4816.T>が上場来高値。日本経済新聞電子版は7日6時、同社や講談社(東京都文京区)などが動画投稿サイト「ユーチューブ」でアニメの共同配信を始めたと報じた。

 記事によれば、2022年には30社で300のタイトルをそろえ、再生回数で月3億回のチャンネルに育てるもようだ。新型コロナウイルスに伴う外出自粛でネットの動画視聴が増えるなか、世界で人気の高い日本アニメの配信を拡大するとしている。

 株価は高いところで2019年5月10日に付けた5880円を上回る5910円まで上昇し、上場来高値を更新している。



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