〔Market Flash〕商社は伊藤忠の業績好調さが際立つ状況が続くと予想~野村

2020/01/17(金) 13:40
【13:40】商社は伊藤忠の業績好調さが際立つ状況が続くと予想~野村  野村証券では商社セクターに関して、20.3期3Q決算では各社の通期の親会社株主利益計画に対する進ちょく率が60~84%と格差が大きかったと推定している。背景には、石炭市況の下落や、東南アジアの自動車需要の落ち込みなどにより、各社の事業ポートフォリオの違いが業績格差につながりやすい状況が継続したことがあると指摘。個別では、上期に引き続き国内関連事業が業績を下支えすることに加え、3Qに一過性の利益計上が見込まれる伊藤忠商事<8001.T>の進ちょく率が最も高くなると野村では予想している。 【12:45】モバイル通信は5Gスロースタート、価格競争不発がメーンシナリオ~みずほ  みずほ証券ではモバイル通信業界に関して、「5Gはスロースタート」、「価格競争も不発」がメーンシナリオと考えている。結果的にモバイル通信キャリアの費用増加やARPU(ユーザー1人当たり平均収益)低下は起こり難いとみていることなどから、21.3期の営業増益確保に向けて不安は少ない状況と判断している。これらの点から当該関連銘柄に大きな投資機会は見出し難いとの見方を採っているが、2月中旬頃と想定される楽天<4755.T>の料金プラン発表を受けて再び料金競争懸念が高まり株価が調整する局面があれば、そこを投資機会と捉えたいとコメントしている。 【10:40】電力セクターを「中立」に引き下げ~大和  大和証券では電力セクターの投資判断を「強気」から「中立」に引き下げている。エネルギー基本計画が2020年度に見直されるにあたり、2030年の電源構成目標(エネルギーミックス)について、原子力比率の引き下げと再エネ比率の引き上げが行われる可能性があるとみており、これに関連するニュースフローが原発を保有する地域電力会社の株価の上値を抑える要因になることを懸念している。個別では、関西電<9503.T>、四国電<9507.T>、九州電<9508.T>のレーティングを「中立」に引き下げている。 【9:40】J-REITは内部留保の暑さとベータ値の低さに注目~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、2020年からのJ-REITセクターにおける銘柄選択のポイントとして「内部留保の厚さ」と「ベータ値(対東証REIT指数)の低さ」に着目している。2020年以降のJ-REIT マーケットは、長期金利低下の一服によるJ-REITパフォーマンス低下や首都圏のオフィス大量供給に伴う二次空室顕在化のリスクの高まりなどを背景に、指数けん引の主体がこれまでのグロース銘柄から配当の安定性が高い銘柄へシフトすると予想している。具体的には内部留保の活用などにより減配リスクがヘッジされ、かつ指数に対してパフォーマンスが出遅れている低ベータ銘柄に注目しており、日本賃貸住宅<8986.T>とインヴィンシブル<8963.T>の2銘柄をトップピックとして推奨している。 【8:45】寄り前気配はリンテック、ウシオ電、アシックス、ニフコが高い気配値  主力株の寄り前気配では、リンテック<7966>+4.44%、ウシオ電<6925>+4.23%、アシックス<7936>+3.85%、ニフコ<7988>+3.50%、富士重<7270>+3.46%、ユー・エス<4732>+3.45%、TSテック<7313>+3.38%、スクリーン<7735>+3.29%、パンパシHD<7532>+3.19%、ネットワン<7518>+3.14%などが高い気配値。  一方、日化薬<4272>-22.46%、洋缶HD<5901>-20.54%、アステラス薬<4503>-11.44%、スタンレ電<6923>-11.14%、Fマート<8028>-7.93%、協和キリン<4151>-7.89%、凸版印<7911>-5.09%、日梱包<9072>-4.33%、テルモ<4543>-4.24%、ヤマハ<7951>-4.12%などが安い気配値となっている。
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