前場コメント No.9   日産自、ダイヤHD、アクシアル、パナソニック、東電力HD、堀場製

2020/07/06(月) 11:37
★10:14  日産自動車-大幅高 6月の中国自動車販売4.5%増 足もと回復鮮明に
 日産自動車<7201.T>が大幅高。同社は3日、6月の中国での新車販売台数が前年同月比4.5%増の13万6929台だったと発表した。乗用車が0.5%増、小型商用車が36.8%増だった。1~6月累計の販売台数は前年同期比17%減の59万6342台。株価は中国での販売回復を好感した買いが優勢となっている。

★10:29  ダイヤモンドエレクトリックHD-3日続伸 今期営業赤字2億円見込むも動意薄
 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699.T>が3日続伸。同社は6日10時15分、未定としていた21.3期通期の連結営業損益予想を2.0億円の赤字(前期は5.1億円の黒字)だと発表した。自動車機器事業において、新型コロナウイルス感染症の拡大により、米国、インド、インドネシアの各工場が一時期操業を停止していたことから、減益を計画している。

 また、同じく未定としていた21.3期の年間配当予想を5円(前期は17.5円)にすると発表した。なお、株価は動意が薄く反応は限定的だ。

★10:30  アクシアル-3日続伸 6月度既存店売上高7%増 客単価は9%上昇
 アクシアル リテイリング<8255.T>が3日続伸。同社は6日10時、6月度の既存店売上高は前年同月比7.4%増、既存店客数は同1.7%減、既存店客単価は同9.2%上昇だったと発表した。5月度の既存店売上高12.9%増から増加率は下がったものの、5カ月連続での前年同月越えとなった。

★10:32  パナソニック-大幅反発 中国でソフトウェア開発機能を強化 人員4割増
 パナソニック<6752.T>が大幅反発。6日付の日本経済新聞朝刊は、同社が中国でソフトウエアの開発機能を拡張すると報じた。

 開発拠点のトップらが3日、日本経済新聞などの取材に応じ、2024年に開発人員を現在の4割増しの1000人規模にする方針を示したという。中国ではコネクテッドカー(つながる車)などの成長分野で高度なソフトウエアの需要が急増しており、開発体制を整備して事業拡大を目指すとしている。

★10:36  東京電力HD-反発 蓄電池再利用に参入 再生エネ「地産地消」促す=日経
 東京電力ホールディングス<9501.T>が反発。5日付の日本経済新聞朝刊は、同社が太陽光など再生可能エネルギー事業者向けに、中古蓄電池を販売する事業に参入すると報じた。

 記事によれば、電気自動車(EV)で使われた電池をつないで大型化し、現在の新品よりも3~5割安く販売するようだ。再生エネ事業者が発電した地域で消費できる「地産地消」を促し、送配電網の容量不足にも対応するとしている。

★10:40  堀場製作所-SMBC日興が目標株価引き下げ 自動車計測の一時停滞を考慮しても魅力的との見方は変わらず
堀場製作所<6856.T>が続伸。SMBC日興証券では、自動車計測の一時停滞を考慮しても、魅力的との見方は変わらずと指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は8800円から8500円に引き下げた。

 NANDフラッシュメモリーを筆頭とした、半導体の多層化・3D化によるMFCの収益拡大が利益の牽引役との見方は変わらずとコメント。半導体セグメントの予想も変更なしという。COVID-19 の影響は従来想定よりも大きく、自動車計測を中心に20/12期の予想を引き下げている。しかしながらも、環境規制がなくなるとは考えにくく、仮に20/12期に出荷が間に合わなくとも21/12期に出荷され、以後、巡航速度に戻るとみている。


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