前場コメント No.6  MS&AD、ヤマトHD、日立、ソニー、アジャイル、マニー

2020/07/07(火) 11:36
★9:11  MS&AD-底堅い 気候変動財務リスク予測サービス開始=日経
 MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725.T>が底堅い。日本経済新聞電子版は6日18時に、同社が気候変動が企業に与えるリスクを分析するサービスを始めると報じた。

 グループ会社、MS&ADインターリスク総研が財務への影響を算出し有料で提供する。例えば「A地点の工場では洪水で30年までに3メートル以上の浸水が発生する」などと予測し、損害リスクを「建物で5億円、機械で5千万円」といった形で示すとしている。


★9:12  ヤマトHD-急騰 6月の小口貨物取扱実績19%増 ネコポスは49%増
 ヤマトホールディングス<9064.T>が急騰。同社は6日、6月の小口貨物取扱実績(宅急便)が1億7023万個(前年同月比18.7%増)だったと発表した。宅急便・宅急便コンパクトが同15.4%増、ネコポスが49.4%増となった。

★9:12  日立製作所-底堅い HOYAと超音波内視鏡システムの長期技術提携および製品供給に合意
 日立製作所<6501.T>が底堅い。同社は6日、HOYA<7741.T>と超音波内視鏡システム(Endoscopic Ultrasound :EUS)について、技術提携、およびEUSで使用する超音波診断装置と超音波センサー関連部品を同社が今後も継続して供給する5カ年契約に合意したと発表した。

 EUSは超音波診断装置と超音波内視鏡を組み合わせたシステムで、がんをはじめとする肝臓、すい臓、気管支の疾患のステージなどを評価する検査に使用されている。

★9:13  ソニー-6日ぶり反落 IoT新興のウフルと提携 物流データなど画像センサーで分析=日経
 ソニー<6758.T>が6日ぶり反落。7日付の日本経済新聞朝刊は、同社があらゆるモノがネットにつながる「IoT」スタートアップのウフル(東京都港区)と提携すると発表した。

 記事によれば、ウフルは端末側でデータを処理する「エッジコンピューティング」とクラウドを組み合わせてデータを分析する技術の開発を進めている。またセンサーで取得したデータの改ざんを防ぎ、信頼性を担保するための技術の特許なども保有しているという。

 同社はクラウド技術に強みを持つ外部の企業と組み、センサーの売り切りからサブスクリプションなど継続的に収益を得るビジネスモデルへの転換を図る。今回の提携により、画像センサーで収集した製造業や物流のデータを分析するサービスを開発し、事業化を目指すとしている。なお、株価へのポジティブな反応は限定的だ。

★9:14  アジャイルメディア-3日ぶり大幅反落 「デジタルパンダ」を手がけるpopteamを子会社化
 アジャイルメディア・ネットワーク<6573.T>が3日ぶり大幅反落。同社は6日、SNSマーケティングオートメーション「DIGITAL PANDA(デジタル パンダ)」の開発を手がけるpopteam(東京都新宿区)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。

 「DIGITAL PANDA」はインスタグラムやツイッターなどのSNSを運用する中小規模事業者や店舗、個人まで幅広く利用が可能なツールであり、自動化による労力軽減、分析によるSNSアカウントの運営効率の向上に貢献するという。
 
 子会社化を通じ、同社のグループの動画合成・生成の特許技術である「PRISM」との連携などを図り、提供サービスの付加価値向上や業容拡大を推進するとしている。しかし、株価へのポジティブな反応は限定的だ。

★9:15  マニー-大幅反発 3Q営業益18%減も悪材料出尽くし
 マニー<7730.T>が大幅反発。同社は6日、20.8期3Q(9-5月)累計の連結営業利益は36.9億円(前年同期比18.1%減)だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、不要不急の手術が制限されたことに伴うサージカル製品、アイレス針などの売り上げ減少が響いた。

 なお、株価は4月7日に下方修正を公表していることから、悪材料出尽くし感により買いが優勢となっている。


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