ダイト-急落 今期営業益8%減見込む 受託生産で合意のアビガン報道も売り材料に

2020/07/13(月) 09:33
 ダイト<4577.T>が急落。同社は10日、21.5期通期の連結営業利益予想が49.5億円(前期比7.6%減)だったと発表した。令和3年度より毎年薬価改定が実施されることが予定されていることから、4月の薬価改定による単価の下落により厳しい状況となると予想している。  20.5期通期の連結営業利益は53.6億円(前の期比17.8%増)だった。自社開発ジェネリック医薬品の販売、医療用医薬品における新薬や長期収載品の製造受託の販売増加が寄与した。  なお、株価は減益予想に加え、同社が富士フイルムホールディングス<4901.T>から受託製造する予定のアビガンについて、藤田医科大学が10日に、新型コロナに対して投与患者と未投与患者で効果に統計的な差が出ず、明確な有効性は示されなかったと発表したことを嫌気した売りが優勢となっている。  同社は7月に同社本社工場にて生産体制を整え、9月から「アビガン錠」の製造を開始する予定としている。
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