前場コメント No.10  OLC、エイベックス、安川電、パーソルHD、インターライフ、SBI、IIJ、扶桑化学

2020/07/14(火) 11:42
★10:16  OLC-反落 新型コロナ感染者増加受け、香港ディズニーランド再び閉鎖
 オリエンタルランド<4661.T>が反落。米ウォルト・ディズニーは13日、香港で新型コロナウイルス感染が再び拡大していること受け、6月に営業を再開したテーマパーク「香港ディズニーランド」を15日から再び一時閉鎖すると発表した。

 国内でも新型コロナ感染者が増加傾向にあることから、7月から営業を再開した東京ディズニーリゾートも、再び営業を休止する事態になるとの懸念から売りが優勢となっているようだ。株価は安いところ前日比3%近く下げる場面があった。

★10:26  エイベックス-東海東京が目標株価引き下げ 全治2年だが中長期の事業戦略に注目したい
 エイベックス<7860.T>が軟調。東海東京調査センターでは、全治2年だが中長期の事業戦略に注目したいと指摘。レーティングは「Outperform」を継続、目標株価は2150円から1020円に引き下げた。

 21/3期はコロナ禍、22/3期は東京オリンピック開催の影響を受けるが、短期業績を追うより、中長期での事業戦略を評価すべきであると考えている。一方、今後PBRが1倍程度まで回復すると考えている。理由は、(1)新型コロナや東京オリンピック開催の影響は一時的なもので23/3期以降は従来の成長路線へ回帰するとみていること、(2)未来志向型エンタテインメント企業への全社改革は進んでいること、(3)今後、音楽業界再編の際は業界を牽引する中心的存在となることなどを挙げた。

★10:41  安川電機-大幅安 中国美的グループとの合弁ロボット会社解散との報道を嫌気
 安川電機<6506.T>が大幅安。13日に一部メディアにおいて、中国の大手家電メーカー・美的グループと同社の産業用ロボット合弁会社が解体されたと報じられたことが材料。

 記事によれば、8日に合弁会社が解体を発表したようだ。すでに清算組織を発足し、債券の処理を開始、経営停止状態に入ったとしている。

 両社は2015年8月4日に戦略的協力協定を締結し、合弁会社を設立。同社が51%、美的グループが49%を出資していた。

 記事では、安川電機側の話として、独産業用ロボットメーカー・KUKAが美的グループ内に合流後、経営環境に変化が発生。これにより、双方が交渉後、産業ロボットの合弁会社を解消することにしたとしている。

 報道を受け、同社の中国でのプレゼンス低下を懸念した売りが優勢となっている。

★10:59  パーソルHD-SMBC日興が目標株価引き上げ 派遣は1Qボトムも人材紹介・メディア回復に時間要す
 パーソルホールディングス<2181.T>が反落。SMBC日興証券では、派遣は1Qボトムも人材紹介・メディア回復には時間を要すると指摘。投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価は1400円から1700円に引き上げた。

 COVID-19による足元の人材需要の低迷、その後の回復に要する時間を踏まえ、従来の利益見通しが1年程度後ズレするとの見方に変更。21/3期営業利益は250億円(YoY▲36%)、22/3期は390億円(+56%)を予想。21/3期1Q営業利益は34億円(▲66%)と、会社計画(15~30億円)を若干上回ると予想。目標株価算出にあたって(1)DCFの基準期を 25/3期まで拡大、(2)足元の株式市場の動向を踏まえWACCを7.5%(8.7%)に見直したという。派遣は21/3期1Qをボトムに緩やかな回復を見込む一方、成長ドライバーの人材紹介・求人メディアは回復に時間を要するとみている。

★10:59  インターライフ-ストップ高買い気配 1Q大幅増益を好感 買い越し80万株超
 インターライフホールディングス<1418.T>がストップ高買い気配。同社が13日に発表した、21.2期1Q(3-5月)の連結営業利益が3.6億円(前年同期比2.2倍)だったことが好感されている。

 株価は買い気配でスタートすると、そのまま気配値をストップ高水準の236円まで切り上げおり、10時50分時点で80万株以上の買い越しとなっている。同社の前日まで売買高5日平均は9700株。

★11:05  SBIHD-続伸 SBI証券の1Q営業利益37%増
 SBIホールディングス<8473.T>が続伸。同社は14日8時30分、子会社SBI証券の21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は126.9億円(前年同期比36.8%増)だったと発表した。同連結経常利益は127.5億円(同36.3%増)、同最終利益は91.1億円(同47.5%増)だった。なお、同社の21.3期1Q(4-6月)連結業績発表は7月30日を予定している。

★11:17  IIJ-大幅高 企業のITインフラ業務を代行=日経
 インターネットイニシアティブ<3774.T>が大幅高。日本経済新聞電子版は13日、同社が企業のITインフラに関わる業務を請け負うサービスを始めたと報じた。

 記事によれば、保守運用など特定の業務だけではなく、システムの戦略立案、企画から調達、構築、運用まですべて代行するようだ。数年で10社程度の受注をめざすとしている。報道を受け、株価は高いところで前日比4%超上昇する場面があった。

★11:18  扶桑化学など-半導体材料関連が強い 半導体大手の調整局面で見直し機運が強まる
 扶桑化学工業<4368.T>やステラ ケミファ<4109.T>など、半導体材料を手掛ける銘柄が高い。大手半導体株が利益確定売りに押される中で、周辺銘柄に着目した買いが入っているもよう。

 直近では、米ナスダック高を追い風に東京エレクトロン<8035.T>やアドバンテスト<6857.T>、レーザーテック<6920.T>などがかなり強い動きを見せていた。13日のナスダックの急失速でこれらの銘柄が利益確定売りに押される中、半導体市場の先行きは明るいとの見方から、相対的に過熱感が乏しい半導体材料株が物色されている。扶桑化学は半導体研磨材大手。ステラ ケミファは電子部品用の高純度フッ素を手がけている。


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