前場コメント No.2   パーソルHD、第一生命、トレンド、JFEHD、太平洋セメ、大幸薬品

2020/08/13(木) 11:32
★9:04  パーソルHD-買い気配 今期営業益54~44%減見込む 1Qは9%減で計画上振れ
 パーソルホールディングス<2181.T>が買い気配。同社は12日、未定としていた21.3期通期の連結営業利益予想を180.0~220.0億円(前期比53.9~43.7%減)だと発表した。市場コンセンサスは257.4億円。

 21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は91.2億円(前年同期比9.4%減)だった。主に人材派遣事業を展開するStaffing SBUで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響による休業対象者が想定よりも大幅に減少したこと、また、BPO領域において受託案件の増加により売上高が増加し、利益率が向上したことから、期初予想を上振れた。

★9:07  第一生命-買い気配 今期最終益5.7倍見込む 前期計上の評価性損失から反転
 第一生命ホールディングス<8750.T>が買い気配。同社は12日、従来未定としていた21.3期通期の連結純利益予想は1840億円(前期比5.7倍)と発表した。前期の第一フロンティア生命における市場価格調整に係る評価性損失の反動から、今期は連結純利益が大幅に改善する見通し。

 21.3期1Q(4-6月)の連結純利益は408億円(前年同期比21.1%減)だった。新型コロナに伴う営業制約などを受け、グループ新契約年換算保険料が大幅に減少したことや、金融派生商品損益が悪化したことなどが影響した。

★9:07  第一生命-買い気配 3200万株・300億円を上限に自社株買い 割合は2.82%
 第一生命ホールディングス<8750.T>が買い気配。同社は12日、3200万株・300億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2020年8月13日~2021年3月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.82%となる。

★9:08  トレンドマイクロ-急騰 上期営業益10%増 アジア圏でクラウド関連ビジネス伸長
 トレンドマイクロ<4704.T>が急騰。同社は12日、20.12期上期(1-6月)の連結営業利益は200.5億円(前年同期比9.6%増)だったと発表した。

 アジア・パシフィック地域におけるクラウド関連ビジネス群が大幅な伸長となった。国内においても、個人向けは引き続き携帯電話ショップでの販売がけん引したほか、企業向けはクラウド関連ビジネスを中心に大企業向けのネットワークセキュリティ関連などが好調だった。

★9:08  トレンドマイクロ-急騰 80万株・50億円を上限に自社株買い 割合は0.57%
 トレンドマイクロ<4704.T>が急騰。同社は12日、80万株・50億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は8月13日~9月30日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.57%となる。

★9:09  JFEHD-3日ぶり反落 今期最終赤字1000億円見込む 1Qは392億円の赤字
 ジェイ エフ イー ホールディングス<5411.T>が3日ぶり反落。同社は12日、従来未定としていた21.3期通期の連結純損益予想(IFRS)は1000億円の赤字(前期は1977億円の赤字)、中間配当予想は無配(前年同期は20円)と発表した。

 上期は粗鋼の急激な減産を受けるものの、下期は各需要業界の活動水準回復を想定し、生産量増加とコスト削減効果の拡大を見込む。
 
 21.3期1Q(4-6月)の連結純損益は392億円の赤字(前年同期は197億円の黒字)だった。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、粗鋼生産量が急減したことなどが影響した。

★9:09  太平洋セメント-急騰 1Q営業益17%増 米国西海岸でのセメント事業が伸長
 太平洋セメント<5233.T>が急騰。同社は12日、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は70.2億円(前年同期比17.1%増)だったと発表した。市場コンセンサスは49.3億円。

 主力のセメント事業が、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて中国での販売が減少したものの、米国西海岸でのセメント、生コンクリート事業は販売数量、価格ともに前年同期を上回ったことなどにより、増益となったことが寄与した。

★9:10  大幸薬品-急騰 今期営業益予想を上方修正 クレベリン好調
 大幸薬品<4574.T>が急騰。同社は12日、20.12期通期の連結営業利益予想を従来の37.0億円から55.0億円に上方修正すると発表した。なお、今期は決算期変更の経過期間であり、変則決算となることから前年比較はできない。

 感染管理事業において、消費者の衛生管理意識の高まりを受けて衛生管理製品の需要が今後も高い水準で推移する見込みであることから、従来予想を上回る見通し。

 20.12期1Q(4-6月)の連結営業利益は27.6億円だった。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う衛生管理意識の拡大により、「クレベリン」シリーズの販売が好調に推移した。中国・台湾向けの需要が拡大したことも寄与した。


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