後場コメント No.3  シダックス、技研製、トクヤマ、ラクスル、Welby、ピアズ

2020/10/21(水) 15:06
★13:10  シダックス-大幅に3日続伸 学童保育の受託を2023年に約2000カ所へ倍増=日経
 シダックス<4837.T>が大幅に3日続伸。21日付の日本経済新聞朝刊は、同社が学童保育の受託を2023年に約2000カ所へ倍増させると報じた。

 記事によれば学童保育の専門職の新卒採用を強化し、新型コロナウイルス禍に合わせて新たにテレビ電話を使ったイベントなども計画しているという。

 同社は2004年に学童保育の受託事業を始め、2020年10月で1000カ所を運営する。全国で公立学童保育の民間企業への委託数は約2600カ所あり、同社のシェアは約4割に達するとしている。

★13:25  技研製作所-後場プラス転換 中国大手建機販売企業と販売代理店契約
 技研製作所<6289.T>が後場プラス転換。同社は21日13時、中国河北省の建機販売企業・石家庄天遠科技集団と販売代理店契約および指定工場契約を結んだと発表した。

 同契約は、巨大市場・中国における重要なビジネスパートナーとして石家庄天遠を位置付け、同社を足掛かりに北地域での圧入技術の普及拡大をめざすものだとしている。

★13:34  トクヤマ-反発 5G向け材料に注力 増産に向け合弁会社設立との日経インタビューを好感か
 トクヤマ<4043.T>が反発。21日付の日経産業新聞に掲載された、日本経済新聞社による同社横田浩社長へのインタビュー記事が好感されているもよう。

 同氏はインタビューに対し、半導体関連素材の引き合いについては「高純度のアルコール イソプロピルアルコール(IPA)の先端半導体向けがどんどん増えている。使用量は右肩上がりだ」と語った。コロナ禍でも需要が堅調な高速通信規格「5G」向け材料などに注力する考えだという。

 そのほか「既存の高純度IPAの生産設備の余剰生産能力が少なくなった。増産のため台湾プラスチックと合弁会社を設立し、IPAの新工場を建設することにした。2022年に稼働開始予定で、数10億円を投資する」と事業投資についても説明した。これらのことが好感され、同社株に買いが入っているようだ。

★13:40  ラクスル-大幅高 宛名なしでDMを配布できる 「エリア便」サービスを開始
 ラクスル<4384.T>が大幅高。同社は21日、新たな集客支援サービスとして、宛名リスト無しで指定エリアへDM(ダイレクトメール)を配布する「エリア便」サービスをリリースしたと発表した。

 利用者による配布物の手配や持ち運びがいらず、注文から配布までワンストップで完結できる初めてのECサービスで、Webサイト上で、商品や価格、納期、配布エリアを一目で確認することが可能だとしている。

★14:11  Welby-大幅高 がん患者治療支援PHRサービスにおいて中外製薬「テセントリク」の適正使用に向けた取り組みを開始
 Welby<4438.T>が大幅高。同社は19日、がん患者の治療をサポートする無料のPHRサービス「WelbyマイカルテONC」において、中外製薬<4519.T>が販売する免疫チェックポイント阻害薬「テセントリク」の適正使用支援を中心とする患者サポートプログラムを提供すると発表した。

 適時開示されていなかったことから発表直後に材料視する向きは限定的だったが、20日に複数メディアでこの取り組みが報じられたことから、改めてきょう買いが入っているようだ。

★14:11  ピアズ-後場上げ幅拡大 JR九州グループのトランドールが主要駅店に「ZEROレジ」導入拡大
 ピアズ<7066.T>が後場上げ幅拡大。同社は21日14時、JR九州(九州旅客鉄道)<9142.T>グループのベーカリーチェーン「トランドール」が、同社子会社XEROが提供するモバイルオーダー「ZEROレジ」を先行4店舗に加えて、主要駅7店舗に導入拡大すると発表した。

 「ZEROレジ」は、アプリレスで利用できるオンライン注文・決済が可能なモバイルオーダーシステムだという。また、モバイル識別のための認証を用いることで、リピート利用時の再入力の手間も省くことができるとしている。


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