前場コメント No.4   キヤノンMJ、共和レザ、ライトオン、コニシ、三菱ケミHD、コマツ

2020/10/26(月) 11:30
★9:17  キヤノンMJ-大幅に4日続伸 通期営業益を上方修正 3Q累計は15%減
 キヤノンマーケティングジャパン<8060.T>が大幅に4日続伸。同社は23日に、20.12期通期の連結営業利益予想を従来の210億円から240億円(前期比26.0%減)に引き上げると発表した。コンスーマセグメントにおいて、在宅勤務の増加などにより、家庭用インクジェットプリンターやITプロダクトが計画を超過したことを踏まえた。

 併せて発表した、20.12期3Q累計(1-9月)の連結営業利益は204億円(前年同期比14.7%減)だった。テレワーク需要の拡大に合わせて、関連する製品やサービスを増加させたものの、主要なビジネス機器やレンズ交換式デジタルカメラの市場が大きく減少したことや、4月から5月にかけ全社的に輪番休業を実施したことで、営業活動に大きな制限を受けたことが響いた。

★9:20  共和レザー-急騰 通期営業益を上方修正 自動車向けに受注回復
 共和レザー<3553.T>が急騰。同社は23日、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の1.0億円から6.0億円(前期比70.8%減)に引き上げると発表した。主要顧客である自動車メーカーからの受注回復が想定以上に早く、前回予想を上回る見通し。

★9:20  ライトオン-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 秋冬商戦の動向を確認したい
 ライトオン<7445.T>が4日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、会社施策の効果が出てきているか秋冬商戦の動向を確認したいと判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価を510円→500円と引き下げた。

 三菱UFJMSでは、20/8期末在庫の圧縮、緊急事態宣言下での極端な業績落ち込みの反動などで、21/8期は赤字脱却を見込む。ただ単なるリバウンドではなく、会社施策の効果による持続的な業績回復が見込めるようになることがポイントとみている。予断を許さないものの、緩やかながら事業環境が落ち着きを取り戻してきているとみられるなか、まずは秋冬商戦で既存店売り上げを下げ止めることが肝要と指摘している。

★9:29  コニシ-急騰 立会外買付で50万株・7億3850万円の自己株取得 割合は1.40%
 コニシ<4956.T>が急騰。同社は23日、立会外買付取引により、50万株・7億3850万円を上限とした自己株取得を実施すると発表した。取得日は26日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.40%となる。

★9:29  三菱ケミカルHD-続伸 初の外国人社長を起用 仏ロケット社CEOギルソン氏
 三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が続伸。同社は23日、2021年4月1日付で仏ロケット社のジョンマーク・ギルソン氏を社長に招くと発表した。

 同社としては初の外国人社長となる。ベルギー出身の同氏は、スペシャリティケミカル分野やライフサイエンス分野において世界的視野を有しており、医療素材などを手がけるロケット社の最高経営責任者(CEO)も務めているという。
 
 今後、ポスト・コロナの世界を見据え、各事業を融合した戦略的ビジョンおよびブランディング戦略を構築できること、企業価値、特に株主・投資家から見た企業価値を向上できることなどを基準に、同氏を選定したとしている。

★9:30  コマツ-SMBC日興が投資評価引き上げ バリュー株における選択肢
 コマツ<6301.T>が続伸。SMBC日興証券では、グローバル景況感の改善と公共投資増加で来期以降業績回復を予想。投資評価は「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」に、目標株価は2300円から3000円にそれぞれ引き上げた。

 SMBC日興では、21/3期業績予想に変更はないが、22/3期において、グローバル景況感の改善による燃料炭価格の回復、それに伴うインドネシア、北米、CIS における鉱山機械事業の売上高予想を上方修正した。また、日本の機械セクターでの相対感で依然バリュエーションに割安感が大きいとみており、グローバル景況感の改善に伴い、バリュー株として同社の注目度が高まってくるものと予想するとしている。


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