前場コメント No.6   JエスコムHD、シーズメン、ナノキャリア、オムロン、M&A、キヤノン

2020/10/26(月) 11:30
★9:55  JエスコムHD-大幅反落 今期最終赤字転落見込む 商材販売減や減損が響く
 ジェイ・エスコムホールディングス<3779.T>が大幅反落。同社は23日、21.3期通期の連結純損益予想を従来の1600万円の黒字から7000万円の赤字(前期は600万円の黒字)に下方修正すると発表した。

 主要顧客である理美容店・エステサロンへの来客低迷により、商材販売が減少したほか、企業訪問や出張の自粛による営業活動の制限により、新規クライアント開拓にも影響が及んだ。子会社の東京テレビランドが譲り受けた通信販売事業にかかるのれん全部を減損したことも響いた。

★10:05  シーズメン-ストップ高 「劇場版 鬼滅の刃」興行収入100億円最速到達確実との報道で物色続く
 シーズメン<3083.T>がストップ高。同社が「鬼滅の刃 ボトル入りプリントTシャツ」を販売していることから、鬼滅の刃関連銘柄として物色されている。同じく関連商品を取り扱うエスケイジャパン<7608.T>もストップ高を付けている。

 鬼滅の刃は現在上映中の「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が大ヒットとなっており、一部メディアでは、興行収入100億円到達の最短記録(25日目「千と千尋の神隠し」)を塗り替えるのはほぼ確実と報じられている。

 作品人気により関連グッズの販売が伸長するとの思惑から、関連銘柄に買いが集まっているようだ。

★10:12  ナノキャリア-急伸 「NC-6004」キイトルーダ併用療法 第2a相パート良好成績を学会発表
 ナノキャリア<4571.T>が急伸。同社は26日10時、頭頸部がんを対象として開発を実施している「NC-6004」の第2相臨床試験に関する第2a相パートについて、免疫チェックポイント阻害剤であるキイトルーダとの併用療法における良好な成績を学会で発表したと公表した。

 この試験での有効性は、推奨投与量が決定したことや、病勢コントロール率が87.5%であったことなどが概要として説明された。現在、第2b相の開始に向けた準備を急ぎ進めており、年内の患者リクルートを見込むとしている。

★10:14  オムロン-SMBC日興が目標株価引き上げ 設備投資底打ちの可能性高まる
 オムロン<6645.T>が3日ぶり反発。SMBC日興証券では、自動車向け設備投資の底打ちの可能性は高まったと判断。投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価は5300円から7900円に引き上げた。

 SMBC日興証券では、FA機器への需要回復などを踏まえ目標株価を修正。工作機械受注から四半期ベースでの設備投資は4-6月で底を打った可能性が高いとみている。ロックダウン解除後の自動車生産の急回復などが確認されており、COVID-19のワクチンや治療薬の完成のめどがたつにつれ、設備投資需要が急回復する可能性は高いと指摘している。

★10:25  日本M&Aセンター-急落 上場来高値更新で利益確定売り優勢に 30日発表の決算も警戒
 日本M&Aセンター<2127.T>が急落。10時10分時点で東証1部値下がり率2位の6240円(前日比7.8%安)まで売られている。

 前営業日の23日に上場来高値6790円を付け、高値警戒感が出ていたことに加え、30日には決算発表を控えていることから、発表前に利益確定売りに押されているようだ。

★10:37  キヤノン-続伸 大引け後に3Q累計決算発表 業績修正期待で先回り買いか
 キヤノン<7751.T>が続伸。きょうの大引け後に発表する20.12期3Q累計(1-9月)の決算期待から買われているもよう。

 23日大引け後、子会社であるキヤノン電子<7739.T>およびキヤノンマーケティングジャパン<8060.T>が通期業績予想を上方修正。同子会社2社とも減益幅縮小を見込むとしている。

 同社が7月28日に発表した業績見通しでは、20.12期通期の連結営業利益予想は450億円(前期比74.2%減)と大幅減益を想定していることから、きょう引け後の決算で通期見通しが修正されるとの期待が高まり、買いが集まっているようだ。


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