前場コメント No.5 ファストリ、東レ、三光合成、セリア、レーザーテク、マネックスG

2021/04/08(木) 11:32
★9:35  ファストリ-プラス転換 大引け後に2Q決算発表 業績期待で先回り買いか
 ファーストリテイリング<9983.T>がプラス転換。きょうの大引け後に2Q(12-2月)決算発表を予定していることから、先回り買いが集まっているもよう。
 
 寄り付きは安く始まったものの、早々に下げ幅を縮小。足元では、アパレル関連の月次売上高が改善傾向となっている。同社はコロナ禍においても月次売上高の成長を続けており、大引け後の決算を期待した買いが入っているようだ。

★9:36  東レ-三菱UFJMSが投資評価引き下げ 航空機の落ち込みは風力発電では埋められない
 東レ<3402.T>が反落。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、航空機の落ち込みは風力発電では埋められないと指摘。レーティングは「Overweight」→「Neutral」に引き下げ、目標株価は960円から790円に変更した。

 21.3期は航空機市場の落ち込みにより、炭素繊維複合材料事業が赤字転落し、事業利益ベースで300億円強の減益要因になったと推定。今後については、風力発電用の炭素繊維に期待する向きもあるが、風力発電用のkgあたり単価は航空機用の数分の1に留まることから、寄与は限定的と考え、22.3期も炭素繊維複合材料事業の赤字継続を予想している。

★9:46  三光合成-急落 3Q累計営業益2.9倍も材料出尽くし
 三光合成<7888.T>が急落。同社は7日、21.5期3Q累計(6-2月)の連結営業利益は18.5億円(前年同期比2.9倍)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は92.4%。期末配当予想も従来の4円から7円(前期末は2円)に増額した。金型売り上げの増加に加え、役員報酬の減額をはじめとした人件費の抑制、経費削減などコスト削減に努めたことなどが寄与した。

 なお、業績は高い進ちょく率となったものの、通期見通しを据え置いたこともあり材料出尽くしで売られている。

★9:50  セリア-野村が投資判断引き上げ 既存店売上予想を上方修正
 セリア<2782.T>が大幅高。野村証券では、高ハードルを新商品でクリアし、22.3期は営業増益が可能として、レーティングを「Neutral」から「Buy」へ、目標株価を4200円から5000円へ引き上げた。

 コロナ禍の新常態での生活を豊かにする新商品の販売好調を踏まえ、22.3期の既存店売上予想を従来の前期比1%減→同0.5%増へ引き上げ、23.3期も小幅に引き上げる。21.3期4Q(1-3月)の全店売上は、単純平均で前年同期比8.5%増と野村従来予想の同7%増をやや上回った。野村では感染症対策品の特需はく落による悪影響を考慮していたが、メルカリ専用資材、アニメコレクター向け商品、アウトドア用品など、新常態を豊かにする商品群が想定以上に好調で、当面は既存店増収が可能と見方を改めている。

★9:58  レーザーテック-野村が目標株価引き上げ 事業環境はさらに好調
 レーザーテック<6920.T>が反落。野村証券では、事業環境はさらに好調として、投資評価は「Buy」を継続、目標株価は17534円から20337円に引き上げた。

 2月1日の21.6期上期決算発表後、同社の事業環境はさらに明るさを増していると指摘。現状株価には、EUV露光装置およびマスク検査装置の見込み顧客の増加、ペリクルの実用化による同社の中期成長性の高まり、TSMCの大型投資による短期的な装置需要の盛り上がりが十分に反映されていないと考えている。

★10:06  マネックスG-大幅安 ビットコインなど暗号資産価格の下落を懸念
 マネックスグループ<8698.T>が大幅安。8日時点でビットコイン価格をはじめ、リップル、イーサリアムなど暗号資産関連の価格が前日比で総じて下落していることが材料視されているようだ。

 子会社のコインチェックが暗号資産取引所を運営している同社の株価は安いところで前日比8%安まで下落する場面があった。同様に関連事業をてがけるセレス<3696.T>も同7%安と下げが目立っている。


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