前場コメント No.7 商船三井、トレードワクス、TIS、三越伊勢丹、ローソン、アドベンチャ、日邦産

2021/04/08(木) 11:32
★10:57  商船三井-三菱UFJMSが目標株価引き上げ ドライバルクや自動車船の損益改善も株価上昇のドライバー
 商船三井<9104.T>が続伸。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、ドライバルクや自動車船の損益改善も株価上昇のドライバーと指摘。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は5300円から5900円に引き上げた。

 持分法適用会社ONE社の業績拡大を織り込み、経常利益予想を21/3期は980億円から 1231億円(会社計画1200億円)に前回比26%、22/3期を1135億円から1353億円(前期比 9.9%増)に同19%上方修正した。22/3期のコンテナ運賃指数は前期比で小幅下落を想定するも、22/3-24/3期の平均運賃指数は18/3-21/3期平均を約10%上回る水準を想定している。22/3 期はドライバルクの数量増と運賃上昇、自動車船などの損益改善が株価上昇のドライバーになると考えている。

★10:57  トレードワークス-続伸 広島銀行向けにサファリパーク・水族館の体験型ARアプリ提供
 トレードワークス<3997.T>が続伸。同社は7日、ひろぎんホールディングス<7337.T>子会社である広島銀行向けに、サファリパーク・水族館の体験型AR アプリ「ひろしま Aqua safaRi」の提供を開始すると発表した。

 同アプリは、5月6日に開業する、ひろぎんホールディングスの新本社ビル1階のランドマーク「トゥモロウスクエア」内で、来場者がサファリパーク水族館を疑似的に体験することができるもの。提供チャネルは、ARグラス版、スマートフォン・タブレット版の2種類としている。

★11:12  TIS-SMBC日興が目標株価引き上げ 受注と受注残高の回復に期待
 TIS<3626.T>が続伸。SMBC日興証券は、受注と受注残高の回復に期待、新中期計画にも注目として、目標株価を2200円→2600円へと引き上げた。投資評価は「2」を継続している。

 基準期を23.3期に移したことと、不安定感があった業績の安心感が徐々に増すとの見方から、適用PERを20倍に変更して目標株価を修正。PERはクレジットカードシステム需要などの期待が高まる可能性を考慮して、過去のレンジの中間値よりもやや高い水準を適用している。当面の焦点としては、前年同期を下回っていた受注残高が21.3期末に回復しているかどうか、同社が得意とするクレジットカード会社のシステム需要の動向、5月に公表予定の新中期計画の内容―などを挙げている。

★11:14  三越伊勢丹-大幅安 東京都「まん延防止等重点措置」適用へ 政府要請の準備に入ると伝わる
 三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>が大幅安。NHKは8日、東京都が「まん延防止等重点措置」を適用するよう政府に要請する準備に入ったと報じた。

 報道によれば、感染力が高いとされる変異したウイルスの確認も相次いでいて、都は感染が急激に拡大する前の適用に向けた検討を急いでいるとしている。

 同社のほかアフターコロナ関連銘柄とされる銘柄に売りが出ている。高島屋<8233.T>、エイチ・アイ・エス<9603.T>、ラウンドワン<4680.T>も大幅安。

★11:20  ローソン-底堅い 中国展開を強化 2025年度末までに1万店=NHK
 ローソン<2651.T>が底堅い。NHKは8日6時13分、同社が国内のコンビニ市場の大幅な成長が見込めないとして、中国に展開する店舗数を2025年度末までに現在の3倍以上にあたる1万店まで拡大する方針だと報じた。

 報道によれば、中国では都市部を中心に国内のチェーンや日本の大手チェーンの出店が相次ぎ、特に最近は新型コロナをきっかけに食品や日用品を購入する場としてニーズが高まっているという。同社では将来的には中国の店舗数が日本を上回る可能性も視野に入れるとしている。

★11:20  アドベンチャーなど-旅行関連が大幅安 政府 蔓延防止措置を東京に適用と報じられる
 アドベンチャー<6030.T>、エアトリ<6191.T>、エイチ・アイ・エス<9603.T>など旅行関連が大幅安。政府が蔓延防止措置を東京に適用すると報じられたことなどが嫌気されている。

 8日1時3分の産経デジタル記事は、政府が東京都に新型コロナウイルス特別措置法に基づく「蔓延防止等重点措置」を適用する方針を固めたと報じた。沖縄、京都など感染が拡大している他の府県への適用も検討しているようだ。大阪も8日から不要不急の外出自粛要請の対象を府内全域に拡大する。

 これらのこともあり、利用者低迷が続くことに伴う業績悪化を懸念した売りが優勢となっている。


★11:27  日邦産業-大幅安 新株予約権無償割り当ての差し止め仮処分決定を取り消し
 日邦産業<9913.T>が大幅安。同社は7日、新株予約権の無償割り当ての差し止め仮処分の決定に対する保全異議の申し立てが認められ、差し止め仮処分申し立てが却下されたと発表した。

 新株予約権の無償割り当てについては、フリージア・マクロス<6343.T>による同社に対する公開買い付け(TOB)が発端であり、同社はTOBに反対の意見を表明。前述の新株予約権の無償割り当てを行うとしていた。

 これに対し、フリージア・マクロス側が当該新株予約権の無償割り当ての差し止め等請求に係る仮処分を申し立て、3月25日には名古屋地方裁判所で仮処分の差し止めが認められていた。一転、仮処分の差し止めが却下されたことで、TOBが成立しなくなるとの懸念から売りが優勢となっている。


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