後場コメント No.3 日水薬、JNS、リンガハット、IIJ、アルバック、みずほ、オンコリス

2021/04/15(木) 15:07
★14:10  日水製薬-後場急騰 21.3期営業益予想を上方修正 PCR検査薬の売り上げが寄与
 日水製薬<4550.T>が後場急騰。同社は15日14時、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の6.3億円から7.9億円(前期比30.9%減)に、期末配当予想を10円から20円(前期末は10円)に引き上げると発表した。島津製作所<7701.T>および東ソー<4042.T>が製造する新型コロナウイルス感染症のPCR検査薬について安定供給を図ったことで、売り上げが増加したことが寄与する。

★14:14  JNSHD-大幅安 今期営業益13%増見込む 前期は計画下回る
 JNSホールディングス<3627.T>が大幅安。同社は14日、22.2期通期の連結営業利益予想を2.7億円(前期比12.8%増)、年間配当予想は2円(前期の2円)と発表した。

 引き続きインバウンドや旅行需要の低迷がする想定の中、DX(デジタルトランスフォーメーション)化の拡大に乗って、X-Techサービス事業は順調に推移する見込みとしている。

 21.2期通期の連結営業利益は2.4億円(前の期比72.7%減)だった。会社計画3.0億円~8.0億円を下回る着地となった。旅行需要や旅客輸送業界の落ち込みにより、関連するデバイスやサービスの製造および開発受注が大きく低迷したことなどが響いた。株価は着地が計画のレンジ下限を下回ったことが嫌気され、大きく売られる展開となっている。


★14:17  リンガーハット-3日ぶり反発 今期営業黒字4億円見込む 前期は54億円の赤字
 リンガーハット<8200.T>が3日ぶり反発。同社は14日、22.2期通期の連結営業損益予想を4.0億円の黒字(前期は54.0億円の赤字)だと発表した。市場コンセンサスは5.4億円の赤字。

 新型コロナの影響がなかった20.2期と比較して既存店売上高で長崎ちゃんぽんは13%減との前提で予算を設定した。

 21.2期通期の連結営業損益は54.0億円の赤字(前の期は15.5億円の黒字)だった。新型コロナの影響を受けた。

★14:23  IIJ-SMBC日興が目標株価引き上げ ドコモの22/3期接続料低減率31.7%を予想に反映
 インターネットイニシアティブ<3774.T>が反落。SMBC日興証券では、ドコモの22/3期接続料低減率31.7%を予想に反映。投資判断は「2(中立)」を継続、目標株価は2350円から2800円に引き上げた。

 モバイルキャリア各社の料金値下げを受けて、MVNO料金の大幅な値下げを行ったという。収益悪化が懸念されたものの、4月にNTTドコモが発表した22/3期の予想接続料低減率は31.7%(従来のドコモ予想は19.8%)となり、仕入れコストが想定より大幅に低下するため、予想を上方修正した。また、(1)COVID-19 を背景に、法人のネットワーク利用が拡大していることに加え、(2)接続料の大幅な値下げによりMVNO事業の業績悪化懸念が薄れていることから、利益成長期待が再度高まりやすいと考えている。


★14:24  アルバック-JPモルガンが目標株価引き上げ FPDからSPEへの収益構造転換が進むと予想
 アルバック<6728.T>が続伸。JPモルガン証券では、FPDからSPEへの収益構造の転換が進むと予想 。投資判断は「Overweight」を継続、目標株価は5900円から6100円に引き上げた。

 FPD関連ビジネスの減少とSPE関連ビジネスの増加が上半期はバランスしていたと見るが、下半期から次年度に向けて、SPEビジネスはメモリー市況の好転から設備投資に引き上げ余地があると予想する点と、継続的な大手ファンドリー向けスパッタリングビジネスの拡大により連結業績は成長期入りするとの予想に変更はないという。2022年6月期営業利益予想は240億円→250億円、2022年度は同300億円→310億円と予想している。

★14:26  みずほ-4日ぶり反発 みずほ銀と横浜市 商店街振興で提携 電子決済促す=日経
 みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が4日ぶり反発。日本経済新聞電子版は15日13時57分、横浜市が地域商店街の活性化を目指し、同社傘下のみずほ銀行ときょう連携協定を締結したと報じた。

 記事によれば、市内の商店街に対し同行が手掛けるキャッシュレスサービスの普及を促すという。非接触の支払い手段を新型コロナウイルス対策などに生かすほか、購買履歴などのデータの活用・分析を生かした店舗の売り上げ拡大などにもつなげるとしている。

★14:27  オンコリス-大幅安 テロメライシン国内承認申請は2024年以降と発表
 オンコリスバイオファーマ<4588.T>が大幅安。同社は14日、テロメライシンの独占的ライセンスを付与しているオンコリスバイオファーマ<4588.T>から、日本国内におけるテロメライシンの承認申請予定時期が2024年に変更になる旨の連絡を受領したと発表した。

 中外製薬が国内で進めている食道がん対象の放射線併用Phase2試験に関して、新型コロナウイルス感染症の影響により登録が難航しており、ウイルス製剤の製法開発に向けた活動の影響により承認申請時期が2024年に変更になるとしている。


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