後場コメント No.1 水戸証、SBI、スギHD、アビスト、東宝、ニプロ

2021/04/16(金) 15:05
★12:32  水戸証券-後場プラス転換 21.3期決算速報値を発表 最終益は2.4倍
 水戸証券<8622.T>が後場プラス転換。同社は16日11時30分、21.3期通期の決算速報値を発表した。純利益は18.7億円(前の期比2.4倍)だった。委託手数料が同81.2%増、募集・売り出しの取扱手数料が同37.2%増と改善したことが寄与した。

★12:34  SBIHD-小動き 傘下のレオスがベンチャーキャピタル子会社設立 年内投資開始
 SBIホールディングス<8473.T>が小動き。同社傘下で投資信託「ひふみ」シリーズを運用するレオス・キャピタルワークスは16日、ベンチャー企業への出資等を目的とした、ベンチャーキャピタル子会社レオス・キャピタルパートナーズを設立したと発表した。

 年内に外部から資金を募ってファンドを設立し、投資を開始することをめざすとしてる。

★12:46  スギHD-野村が目標株価引き上げ 調剤の高成長持続で今後の成長見通しは良好
 スギホールディングス<7649.T>が反発。野村証券では、調剤の高成長持続で今後の成長見通しは良好と指摘。投資評価は「Neutral」を継続、目標株価は8100円から9600円に引き上げた。

 22.2期連結売上高を前期比7%増収、営業利益は同1%増の340億円と予想。医療機関の受診抑制が徐々に解消し、調剤の増収で物販の特需剥落をカバーすると見込んでいる。積極出店と調剤成長により23.2期~24.2期の営業増益率は年率8%増と、24社平均の同7%増を上回る利益成長率が見込めるという。ただ、株価には高成長期待が織込まれていると判断している。

★12:47  アビスト-後場上げ幅拡大 人体の3D計測技術の基本部分の開発完了
 アビスト<6087.T>が後場上げ幅拡大。同社は16日11時30分、人体の3D計測技術の基本部分の開発が完了したと発表した。

 今回、iPadのLiDARセンサーを用いて新たな足の3Dスキャン技術を開発し、合成された3Dモデルの誤差を10~20ミリメートルから1~3ミリメートルに抑制することができたという。この技術開発により、高価格の専用設備によるスキャン精度が一般的なモバイルデバイスでも可能になり、靴や眼鏡などの通信販売、また、検品や設備検査に役立つとしている。

★12:51  東宝-大幅高 きょう「名探偵コナン 緋色の弾丸」公開初日 鬼滅の刃に続くヒットに期待か
 東宝<9602.T>が大幅高。16日から同社配給作品である劇場版「名探偵コナン 緋色の弾丸」がきょうから公開されることが材料。

 公開初日とあり、各メディアは同作品の公開を報じていることから、鬼滅の刃に続くヒットに期待した買いが入っているようだ。株価は高いところで前日比3%超の4720円まで上昇する場面があった。

★13:00  ニプロ-後場上げ幅拡大 6回採取の注射器 5月10日から供給 河野氏
 ニプロ<8086.T>が後場上げ幅拡大。河野太郎規制改革相が16日、新型コロナウイルスのワクチンに関して、1瓶あたり6回採取できる注射器を5月10日から自治体向けに供給すると発表したことが材料視されている。

 16日11時15分の日本経済新聞電子版によれば、閣議後の記者会見で「供給が早くなるのと同じ効果がある」と語ったという。河野氏は調達する注射器のうち、6回打ちは全体の92%を占めるとも述べた。
 
 医療従事者向けの接種については、12日の週に供給するワクチンから6回打ちの注射器に切り替えているようだ。都道府県別の接種実績を毎週月曜日に公表することも明らかにしており、最初の公表は19日の予定としている。

 同社については、以前より6回接種用の注射器を増産することが伝わっており、これらを手がかりに株価は物色される展開となっているようだ。


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