前場コメント No.8 京都友禅、ネクストウェア、UTGROUP、キャリア、メルコ、コクヨ

2021/05/11(火) 11:37
★9:33  京都きもの友禅-急騰 今期営業益5.1倍見込む 前期は黒字転換
 京都きもの友禅<7615.T>が急騰。同社は10日、22.3期通期の連結営業利益予想は3.2億円(前期比5.1倍)、年間配当予想は6円(前期は6円)と発表した。

 呉服業界はは引き続き厳しい環境を見込むものの、既存の和装事業については費用構造の見直しなど構造改革を進め、収益向上に取り組むとしている。

 21.3期通期の連結営業損益は0.6億円の黒字(前の期は3.8億円の赤字)だった。現状の売上高水準でも利益が出せるよう、中期計画策定のもと構造改革を推進した。広告宣伝費の運用手法を大幅に見直したことによる費用減少も寄与した。

★9:34  ネクストウェア-大幅高 21.3期営業益1800万円見込む 営業黒字転換の見通し
 ネクストウェア<4814.T>が大幅高。同社は10日、未定としていた21.3期通期の連結営業損益予想を1800万円の黒字(前期は1.1億円の赤字)だと発表した。

 新規事業である顔認証ソリューション群の受注が好調だった。販管費の抑制も寄与した。

★9:45  UTグループ-急落 今期営業益12%増見込むもコンセンサス下回る
 UTグループ<2146.T>が急落。同社は10日、22.3期通期の連結営業利益予想は80億円(前期比11.7%増)と発表した。市場コンセンサスは92.7億円。

 人材需要が引き続き堅調に推移する想定。一方、売り上げ拡大のために採用活動を強化することで関連費の増加を見込む。地域プラットフォーム戦略の推進、地域の有力な派遣事業者との提携・M&Aも引き続き行うとしている。

 21.3期通期の連結営業利益は71.6億円(前の期比10.9%減)だった。下期以降は顧客企業の生産活動の回復に伴い受注環境が好転したものの、主力のマニュファクチャリング事業において先行投資として採用関連費が増加したことが響いた。

★9:51  キャリア-ストップ高買い気配 「接種センター」の看護師募集を落札と報じられる
 キャリア<6198.T>がストップ高買い気配。AERAdot.は10日17時49分に、「新型コロナワクチン1日1万人接種」について、担当の自衛隊だけでは人手が足りず、人材派遣会社や日本旅行などに約37億円で「丸投げ」していたことが分かったと報じた。

 同社が落札したと報じられたのは、看護師200名の募集で、入札金額は約6億9000万円(税抜き)だという。記事では「対応することができるから入札に参加した。看護師の派遣は設立してすぐに始めているので、強みがある。採用ノウハウはある」との広報担当の話が掲載されている。

★9:51  メルコHD-東海東京が投資判断引き上げ 空気清浄機の好調継続で今期も2ケタ増益を予想
 メルコホールディングス<6676.T>が続伸。東海東京調査センターでは、空気清浄機の好調継続で今期も2ケタ増益を予想。レーティングは「Neutral」→「Outperform」に引き上げ、目標株価は6800円とした。

 22/3期通期の会社計画は売上高1400億円(前年比8%増)、営業利益97億円(同10%増)と発表。配当金は20/3期60円、21/3期70円、22/3期80円と連続増配を計画しているという。東海東京では昨年度後半に売上高が急増した空気清浄機の「Airdog」や同時期に採算が改善した無線LANの通期寄与により、GIGAスクール特需の反動を吸収して今期の売上高は1410億円(前年比9%増)、営業利益は105億円(同19%増)と予想している。

★9:52  コクヨ-大幅高 今期営業益を上方修正 1Qは12%増
 コクヨ<7984.T>が大幅高。同社は10日、21.12期通期の連結営業利益予想を従来の152.0億円から186.0億円(前期比25.6%増)に引き上げると発表した。

 新たに生まれる働き方に向けた需要の取り込み、ビジネスサプライドメインにおけるカウネット事業の顧客数増加とマイグレーション戦略の効果の刈り取り、グローバルステーショナリードメインにおける中国事業の成長が継続する見通しであることなどから、前回予想を上回る見通し。

 21.12期1Q(4-6月)の連結営業利益は99.8億円(前年同期比11.7%増)だった。


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