欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、軟調
10日の欧州外国為替市場でユーロドルは軟調。20時時点では1.1746ドルと17時時点(1.1766ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準だった。17時半過ぎに売りが強まり、前週末安値1.1755ドルを割り込み1.1753ドルまで下値を広げた。その後1.1770ドル台まで待ち直す場面もあったが、ポンドドルが1.3080ドル台から1.3030ドル割れまで弱含むのに追随する形で1.1745ドルまでユーロ安・ドル高が進んだ。また、ドル/スイスフランも欧州序盤の0.91フラン前半から0.9184フランまでドル買い・フラン売りが強まった。
ドル円は堅調。20時時点では106.16円と17時時点(105.99円)と比べて17銭程度のドル高水準だった。ドルは欧州通貨に対して強含むとともに対円でも買い優勢となった。前週末高値106.05円を上抜けるとショートカバーが強まり、106.18円まで日通し高値を更新した。
なお、米国が香港や中国の高官ら11人に制裁を科したことへの報復として、中国政府は米高官11人に対し制裁を科すと伝わった。米中対立は激化の様相だが、ドル円の底堅さは変わらず。
ユーロ円は20時時点では124.69円と17時時点(124.71円)と比べて2銭程度のユーロ安水準。17時半頃に124.60円まで下押すもその後は124.70円前後を上下した。ドル円とユーロドルに挟まれて方向感は出難い。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:105.72円 - 106.18円
ユーロドル:1.1745ドル - 1.1801ドル
ユーロ円:124.60円 - 124.96円
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