欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、堅調

2020/08/13(木) 22:07
 13日の欧州外国為替市場でドル円は堅調。22時時点では106.92円と20時時点(106.83円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが0.688%まで上昇したこともあり、ドル円は106.99円までじり高となり昨日の高値107.01円に迫った。米金利の上昇は他通貨に対してはドル買いを促さず、円の独歩安が進んでいる。  なお、前週分の米新規失業保険申請件数は96.3万件となり、市場予想の112.0万件より好結果だったほか、失業保険継続受給者数も1548.6万人で、予想の1580.0万人より良い結果となった。指標発表前から米金利高・円売りが進んでいたこともあり、指標発表後の値動きは限られた。  ユーロドルはもみ合い。22時時点では1.1848ドルと20時時点(1.1842ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高準だった。20時前後に1.1850ドルの上を複数回トライしたものの、上値を大きく広げることができずに1.18ドル前半まで戻した。ただし下値も限定的で、米金利上昇でもドル買い・ユーロ売りには反応せず、短期的なポジション調整が終わると再び1.1850ドル近辺に水準を戻しもみ合いになっている。  なおトランプ米大統領はFOXニュースとのインタビューで、「私のおかげでドルが強くなり、2期目にはさらにドルが強くなる」との発言をしたが、市場の反応はなかった。  ユーロ円は上値を広げる。22時時点では126.68円と20時時点(126.52円)と比べて16銭程度のユーロ高水準だった。円売りは対ドルだけではなく、ほぼ全通貨に行き渡りユーロ円も昨年4月17日以来となる126.76円まで上値を広げた。またポンド円も140円台を回復し140.21円まで上がった。 本日これまでの参考レンジ ドル円:106.57円 - 106.99円 ユーロドル:1.1782ドル - 1.1853ドル ユーロ円:125.92円 - 126.76円
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