ニューヨーク外国為替市場概況・4時 メキシコペソ、一時急伸
24日のニューヨーク外国為替市場でメキシコペソは一時急伸し、対ドルで19.7167ペソ、対円では年初来高値となる5.62円までペソ高が進んだ。メキシコ中銀は本日開催した金融政策決定会合で政策金利を0.25%引き上げて4.25%にすることを決定。サプライズ利上げ(予想は4.00%で据え置き)を受けて市場はペソ買いに走った。中銀は声明で「インフレ期待への悪影響を回避するため、金融政策スタンスを強化する必要があると判断」と述べている。
もっとも据え置きを支持した理事会メンバーが2人いたことが明らかになり、「ヘッドライン・インフレは22年第3四半期中に目標の3%に収束」との予想も示された。今後の引き締め強化については不透明との見方から、ペソ買い一巡後は上げ幅を縮めている。
ドル円は小動き。4時時点では110.86円と2時時点(110.88円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。バイデン米大統領が超党派の上院議員と合意した1兆ドル規模のインフラ投資法案に対し、米株は素直に買いで反応したが為替の反応は極めて限定的だった。
ユーロドルはもみ合い。4時時点では1.1930ドルと2時時点(1.1927ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。ポンドドルは1.3930ドル台まで下値を切り上げ、ユーロポンドが0.7065ポンド付近まで押し戻され、両者に挟まれたユーロドルは動きづらかった。
ユーロ円は4時時点では132.26円と2時時点(132.25円)と比べて1銭程度のユーロ高水準。動意の鈍さが継続された。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:110.69円 - 111.12円
ユーロドル:1.1918ドル - 1.1956ドル
ユーロ円:132.12円 - 132.58円
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