ニューヨーク外国為替市場概況・19日 ドル円、4日続伸

2021/10/20(水) 06:05
 19日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4日続伸。終値は114.38円と前営業日NY終値(114.32円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。米長期金利の指標である米10年債利回りが一時1.6443%前後と5月20日以来約5カ月ぶりの高水準を付けると円売り・ドル買いが優勢になった。ダウ平均が200ドル超上昇したことも相場の支援材料となり、アジア時間の高値114.35円を上抜けて一時114.40円まで値を上げた。  ユーロドルは5日続伸。終値は1.1633ドルと前営業日NY終値(1.1610ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ高水準となった。欧州序盤に一時1.1669ドルと9月29日以来の高値を付けた影響が残ったものの、NY市場に限れば上値の重さが目立った。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出たほか、ユーロポンドやユーロ豪ドルなどユーロクロスの下落につれた売りが出て1.1630ドル付近まで下押しした。  なお、ユーロポンドは0.8423ポンド、ユーロ豪ドルは1.5546豪ドル、ユーロNZドルは1.6230NZドルまで値を下げた。  ユーロ円は9日続伸。終値は133.06円と前営業日NY終値(132.73円)と比べて33銭程度のユーロ高水準。ただ、NY市場に限れば133.00円を挟んだ狭いレンジ取引に終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。  オセアニア通貨は堅調だった。米国株相場の上昇でリスクセンチメントに敏感な豪ドルやNZドルに買いが入った。豪ドル米ドルは一時本日高値となる0.7486米ドル、豪ドル円は85.54円まで値を上げたほか、NZドル米ドルは0.7172米ドル、NZドル円は81.96円と日通し高値を更新した。  代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは対ドルで一時6万4342ドル台と4月14日以来約半年ぶりの高値を付けたほか、対円では735万円台と過去最高値を更新した。ビットコインの先物をベースとしたプロシェアーズのETF(上場投資信託)の取引が正式にニューヨーク証券取引所(NYSE)で開始されたことが好感された。 本日の参考レンジ ドル円:113.88円 - 114.40円 ユーロドル:1.1609ドル - 1.1669ドル ユーロ円:132.63円 - 133.19円
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