話題の銘柄

2,559.5円 (-15.5)
保守的な限界利益率前提でも会社予想を上回る公算大、みずほが「買い」継続、目標株価4000円→4200円
みずほ証券が業績予想を上方修正。投資判断「買い」を継続し、目標株価を従来の4000円から4200円(DCFにより算出)に引き上げた。

25年6月期の当社売上高予想を見直した。為替前提を円安方向に変更したほか、現地通貨ベースの成長率について主に以下3点を変更し、メディカル事業の売上高は若干の上方修正。(1)中国:同年前期比14%増収→同23%増収に引き上げ。第1四半期の中国在庫補充特需を約20億円と仮定し、第2四半期~第3四半期に在庫調整が生じるとしても、症例数増ペースと市場シェア拡大は我々の従来予想を上回っている。(2)米国:OEM製品の第1四半期軟調を受けて同年前期比14%増収→11%増収に下方修正。(3)欧州:第1四半期は前年の特需の反動減を除くと循環器領域は円ベースで前年同期比7%増収であったが、為替影響を控除すると我々の想定下回った。EU-MDR規制導入以降の新製品投入が進まず、やや低成長が続いている。現地通貨ベースで前期比7%増収→5%増収に引き下げ。

25年6月期は日本のカテーテルの公定価格引き下げ、減価償却費増、人件費増による影響は限定的であるため、コストの注目点は増収による粗利益増が左右する。我々の計算では第1四半期の為替控除後の限界利益率は69%と高く、会社曰く上期まで好調な状態が続く見通し。しかしハノイの生産ラインの移管があるため、下期はやや保守的な想定に据え置いた。ただし、22年6月期~24年6月期において四半期で限界利益率が63%を下回った四半期は1つしかなく(22年6月期第4四半期)、我々の売上高予想が正しければ、会社予想に対して25年6月期粗利益・営業利益ともにアップサイドが期待できる公算が大きい。

25年6月期の注目点は以下4点。(A)25年6月期のPlasmawireの日本での臨床試験開始。(B)ペリフェラルガイドワイヤーCrossleadの0.014"/0.018"製品群の26年6月期投入に向けた進捗。(C)米国ペリフェラルスペシャリスト営業員増。現状の20数名から30名強にまで増やす必要があろう。(D)新社長による開発プロジェクトの見直しもしくは開発終了の判断。我々はEVUSロボットは開発終了の見込みが高いと考え、業績予想から控除した、と指摘。

今2025年6月期連結営業利益を会社計画252億円(EPS69.2円)に対し従来予想261億円(EPS69.4円)から270億円(EPS70.3円)へ、来2026年6月期同316億円(EPS84.5円)から320億円(EPS85.2円)へ増額し、新たに2027年6月期連結営業利益を371億円(EPS98.7円)と予想している。

過去に取り上げた銘柄
11月20日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
M&Aキャピ
(6080)
2,491 +117 大型案件の成約が増加へ、東海東京が「Neutral」→「Outperform」、目標株価2200円→5000円
良品計画
(7453)
3,014 +76 粗利益率改善の確度が高まっている点を評価、BofAが「買い」継続、目標株価3200円→3800円
大塚商
(4768)
3,708 +50 サイクル銘柄から「反動減なき成長継続銘柄」への変貌の兆しも出てきた、みずほが「買い」継続、目標株価3960円→4200円
フジミインコ
(5384)
2,397 +52 半導体業界内における事業ポジションは良好と判断、いちよしが「A」継続、フェアバリュー3300円→3400円
11月19日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
日東紡
(3110)
5,750 +190 NER、Tガラスの成長加速へ、BofAが「買い」継続、目標株価8050円→8650円
明電舎
(6508)
4,095 +165 電力インフラを主軸に成長続く、業績アップサイド依然大きい、SMBC日興が「1」継続、目標株価4700円→6100円
科研薬
(4521)
4,561 +181 新薬は過小評価されている。25年の新薬ニュースで成長銘柄へ、モルガンMUFGが新規「Overweight」、目標株価6100円
東  祥
(8920)
661 +12 スポーツクラブ会員数が増加に転じてきた、いちよしが「A」継続、フェアバリュー2300円→2400円
11月18日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
コンコルディア
(7186)
889.4 +38.4 顧客部門収益が好調に推移、野村が「Buy」継続、目標株価910円→1150円
THK
(6481)
3,339 -83 ファミリーオーナー企業の底力発揮へ、大和が「3(中立)」→「1(買い)」、目標株価2500円→5000円
サイバエージ
(4751)
974.5 -4.8 AI活用広告、ABEMAのWAU、WINTICKETのGMV等が好調に推移し中期的な利益成長へ、みずほが「買い」継続、目標株価1200円→1260円
東 映
(9605)
5,420 +170 堅調な利益、下期公開の映画に期待、野村が「Buy」継続、目標株価5500円→6200円
11月15日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
TOYOTIRE
(5105)
2,370 +187 米国タイヤに改善の兆しを確認、自己株取得の検討も開始、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価2900円→3000円
三菱重
(7011)
2,371.5 +92 防衛装備移転の寄与などはまだ十分に織り込まれていない、岡三が「強気」継続、目標株価1730円→2800円
ホシザキ
(6465)
5,976 +408 高収益体質へと変貌を遂げつつあり、その持続性は確かに映る、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価6900円→7300円
ゼンショーHD
(7550)
8,124 +122 利益率改善ステージに入ったと見て、25年3月期以降の営業利益見通しを上方修正、いちよしが「A」継続、フェアバリュー8300円→11000円
11月14日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
住友ゴム
(5110)
1,769 +25 米構造改革を評価、ゴールドマンが「中立」→「買い」、目標株価1600円→2100円
三菱電
(6503)
2,689.5 +16 空調の収益性を中心に業績アップサイドへの期待が続く、SMBC日興が「1」継続、目標株価2900円→3300円
応化工
(4186)
3,780 +219 24年12月期第3四半期大幅上振れ、自社株買いも発表、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価5000円→5200円
パンパシHD
(7532)
3,685 +30 国内DSが業績を牽引、ユニー及び海外の中期的な成長戦略に注目、みずほが「買い」継続、目標株価4400円→4600円
11月13日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
スズキ
(7269)
1,681.5 +39 想定以上の着地と通期計画の上方修正、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価2150円→2250円
ALSOK
(2331)
1,107.5 +6 競合比で依然評価余地あり、大和が「2(アウトパフォーム)」継続、目標株価1000円→1400円
タツモ
(6266)
3,340 -190 24年12月期第3四半期も堅調、ジェフリーズが「Buy」継続、目標株価4200円→4400円
一工薬
(4461)
3,980 +70 ハイエンドサーバー向けの光硬化樹脂材料の好調持続へ、いちよしが「A」継続、フェアバリュー4900円→5400円
11月12日 配信
銘柄名
(コード)
前日終値 前々日比 ヘッドライン
ソニーG
(6758)
2,975 +169.5 ゲーム事業がCovid後の停滞から抜け出る、モルガンMUFGが「Overweight」継続、目標株価3200円→3400円
ダイフク
(6383)
3,300 +349.5 CRに加えIL/AFAのマージン改善が顕著、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価4300円→4400円
東洋水産
(2875)
9,647 +666 第2四半期上れ、想定以上の海外収益性改善やガバナンス改善の可能性は好印象、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価11700円→12400円
パナソニックH
(6752)
1,424.5 +45 IRA補助金廃止の悪材料は織込み済みへ、蓄電システムのアップサイドに注目、BofAが「買い」継続、目標株価1650円→1800円
マーケットデータ
日経平均 38,283.85 +257.68
TOPIX 2,696.53 +13.72
グロース250 634.81 -0.83
NYダウ 44,296.51 +426.16
ナスダック総合 19,003.65 +31.23
ドル/円 154.50 -0.02
大きく動いた銘柄
オルツ 759 +100
インタトレード 441 +69
REMIX 416 +80
ストップ安銘柄はありません
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