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新中計とスポーツスタイルの成長戦略が明らかに、ゴールドマンが「買い」、「コンビクション・リスト」継続、目標株価3200円→3300円
ゴールドマン・サックス証券が利益予想を小幅上方修正。投資判断「買い」、「コンビクション・リスト」採用を継続、今後12カ月の目標株価を従来の3200円から3300円に引き上げた。
11月19日に同社は第11回目となるInvestor Dayを開催、会議に先駆け13時に中計(26年12月期が最終年度)のアップデートを発表。重要なポイントは、以下3点と考える。(1)新中計では26年12月期の営業利益を1300億円以上とするが、売上成長率と営業利益率の目標値に基づけば1400億円程度を見込むと当社では推計。(2)北米は、26年12月期の営業利益率目標(23年12月期比6.4%pt改善の7.5%)も当社従来想定(11.0%)を下回る。エントリーモデルの販売縮小/型落ちモデルの値引き販売停止を背景に同社売上見通しは保守的との印象。(3)スポーツスタイル(以下、SPS)の同社計画は当社従来予想を超過、高いトップライン成長を伴った収益性改善を確認、同社の自信の表れと見る。
当初中計目標を2年前倒しで達成できる見込みから、26年12月期営業利益を800億円以上→1300億円以上(当社従来予想1318億円)、営業利益率を12%前後→17%以上(当社従来予想16.6%)、売上CAGRを7~10%→10%前後(当社従来予想8%)に計画上方修正。24年12月期第3四半期累計期間までに大幅な収益改善を経た後の新中計は従来ほど保守的ではないと当社では認識も、必ず達成できる数字であると同社はコメント。引き続き潜在需要に対する供給コントロールおよびマーケティング戦略の強化を通じて、ブランド力を引き上げる方針。営業利益率の改善は粗利率の改善が主因であり、販管費に関する考え方(広告宣伝費は売上の8%が上限など)は不変とのこと。
スポーツテクノロジ―をライフスタイルに提案するSPSカテゴリーでは、26年12月期の売上高を1550億円(23年12月期~26年12月期CAGRは為替ニュートラルで+36%)、営業利益は434億円(同CAGRは+51%)、営業利益率は28.0%(23年2月期比7.7%pt改善)と高いトップライン成長を伴った利益率改善を見込む。SPSの増収率(為替ニュートラル、前年同期比)は、売上の4割を占めるVINTAGE TECHへの欧米での強い需要を背景に23年12月期が27%増、24年12月期第3四半期累計が52%増と高成長が継続。流行変化に注視は必要も、成長機会が大きいと当社では認識。今後の成長ドライバーと見る。
売上および粗利益率前提を上方修正し、24年12月期~26年12月期の当社営業利益予想を+1%/+2%/+2%修正。26年12月期営業利益は1350億円(新中計では1300億円以上)を当社では予想する、と指摘。
今2024年12月期連結営業利益を修正後会社計画1000億円(EPS86.9円)に対し従来予想1006億円(EPS88.1円)から1014億円(EPS88.1円)へ、来2025年12月期同1200億円(EPS105.3円)から1220億円(EPS107.5円)へ、2026年12月期同1318億円(EPS116.3円)から1350億円(EPS119.4円)へ小幅に増額している。
11月19日に同社は第11回目となるInvestor Dayを開催、会議に先駆け13時に中計(26年12月期が最終年度)のアップデートを発表。重要なポイントは、以下3点と考える。(1)新中計では26年12月期の営業利益を1300億円以上とするが、売上成長率と営業利益率の目標値に基づけば1400億円程度を見込むと当社では推計。(2)北米は、26年12月期の営業利益率目標(23年12月期比6.4%pt改善の7.5%)も当社従来想定(11.0%)を下回る。エントリーモデルの販売縮小/型落ちモデルの値引き販売停止を背景に同社売上見通しは保守的との印象。(3)スポーツスタイル(以下、SPS)の同社計画は当社従来予想を超過、高いトップライン成長を伴った収益性改善を確認、同社の自信の表れと見る。
当初中計目標を2年前倒しで達成できる見込みから、26年12月期営業利益を800億円以上→1300億円以上(当社従来予想1318億円)、営業利益率を12%前後→17%以上(当社従来予想16.6%)、売上CAGRを7~10%→10%前後(当社従来予想8%)に計画上方修正。24年12月期第3四半期累計期間までに大幅な収益改善を経た後の新中計は従来ほど保守的ではないと当社では認識も、必ず達成できる数字であると同社はコメント。引き続き潜在需要に対する供給コントロールおよびマーケティング戦略の強化を通じて、ブランド力を引き上げる方針。営業利益率の改善は粗利率の改善が主因であり、販管費に関する考え方(広告宣伝費は売上の8%が上限など)は不変とのこと。
スポーツテクノロジ―をライフスタイルに提案するSPSカテゴリーでは、26年12月期の売上高を1550億円(23年12月期~26年12月期CAGRは為替ニュートラルで+36%)、営業利益は434億円(同CAGRは+51%)、営業利益率は28.0%(23年2月期比7.7%pt改善)と高いトップライン成長を伴った利益率改善を見込む。SPSの増収率(為替ニュートラル、前年同期比)は、売上の4割を占めるVINTAGE TECHへの欧米での強い需要を背景に23年12月期が27%増、24年12月期第3四半期累計が52%増と高成長が継続。流行変化に注視は必要も、成長機会が大きいと当社では認識。今後の成長ドライバーと見る。
売上および粗利益率前提を上方修正し、24年12月期~26年12月期の当社営業利益予想を+1%/+2%/+2%修正。26年12月期営業利益は1350億円(新中計では1300億円以上)を当社では予想する、と指摘。
今2024年12月期連結営業利益を修正後会社計画1000億円(EPS86.9円)に対し従来予想1006億円(EPS88.1円)から1014億円(EPS88.1円)へ、来2025年12月期同1200億円(EPS105.3円)から1220億円(EPS107.5円)へ、2026年12月期同1318億円(EPS116.3円)から1350億円(EPS119.4円)へ小幅に増額している。
過去に取り上げた銘柄
11月20日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
M&Aキャピ
(6080) |
2,491 | +117 | 大型案件の成約が増加へ、東海東京が「Neutral」→「Outperform」、目標株価2200円→5000円 |
良品計画
(7453) |
3,014 | +76 | 粗利益率改善の確度が高まっている点を評価、BofAが「買い」継続、目標株価3200円→3800円 |
大塚商
(4768) |
3,708 | +50 | サイクル銘柄から「反動減なき成長継続銘柄」への変貌の兆しも出てきた、みずほが「買い」継続、目標株価3960円→4200円 |
フジミインコ
(5384) |
2,397 | +52 | 半導体業界内における事業ポジションは良好と判断、いちよしが「A」継続、フェアバリュー3300円→3400円 |
11月19日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
日東紡
(3110) |
5,750 | +190 | NER、Tガラスの成長加速へ、BofAが「買い」継続、目標株価8050円→8650円 |
明電舎
(6508) |
4,095 | +165 | 電力インフラを主軸に成長続く、業績アップサイド依然大きい、SMBC日興が「1」継続、目標株価4700円→6100円 |
科研薬
(4521) |
4,561 | +181 | 新薬は過小評価されている。25年の新薬ニュースで成長銘柄へ、モルガンMUFGが新規「Overweight」、目標株価6100円 |
東 祥
(8920) |
661 | +12 | スポーツクラブ会員数が増加に転じてきた、いちよしが「A」継続、フェアバリュー2300円→2400円 |
11月18日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
コンコルディア
(7186) |
889.4 | +38.4 | 顧客部門収益が好調に推移、野村が「Buy」継続、目標株価910円→1150円 |
THK
(6481) |
3,339 | -83 | ファミリーオーナー企業の底力発揮へ、大和が「3(中立)」→「1(買い)」、目標株価2500円→5000円 |
サイバエージ
(4751) |
974.5 | -4.8 | AI活用広告、ABEMAのWAU、WINTICKETのGMV等が好調に推移し中期的な利益成長へ、みずほが「買い」継続、目標株価1200円→1260円 |
東 映
(9605) |
5,420 | +170 | 堅調な利益、下期公開の映画に期待、野村が「Buy」継続、目標株価5500円→6200円 |
11月15日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
TOYOTIRE
(5105) |
2,370 | +187 | 米国タイヤに改善の兆しを確認、自己株取得の検討も開始、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価2900円→3000円 |
三菱重
(7011) |
2,371.5 | +92 | 防衛装備移転の寄与などはまだ十分に織り込まれていない、岡三が「強気」継続、目標株価1730円→2800円 |
ホシザキ
(6465) |
5,976 | +408 | 高収益体質へと変貌を遂げつつあり、その持続性は確かに映る、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価6900円→7300円 |
ゼンショーHD
(7550) |
8,124 | +122 | 利益率改善ステージに入ったと見て、25年3月期以降の営業利益見通しを上方修正、いちよしが「A」継続、フェアバリュー8300円→11000円 |
11月14日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
住友ゴム
(5110) |
1,769 | +25 | 米構造改革を評価、ゴールドマンが「中立」→「買い」、目標株価1600円→2100円 |
三菱電
(6503) |
2,689.5 | +16 | 空調の収益性を中心に業績アップサイドへの期待が続く、SMBC日興が「1」継続、目標株価2900円→3300円 |
応化工
(4186) |
3,780 | +219 | 24年12月期第3四半期大幅上振れ、自社株買いも発表、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価5000円→5200円 |
パンパシHD
(7532) |
3,685 | +30 | 国内DSが業績を牽引、ユニー及び海外の中期的な成長戦略に注目、みずほが「買い」継続、目標株価4400円→4600円 |
11月13日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
スズキ
(7269) |
1,681.5 | +39 | 想定以上の着地と通期計画の上方修正、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価2150円→2250円 |
ALSOK
(2331) |
1,107.5 | +6 | 競合比で依然評価余地あり、大和が「2(アウトパフォーム)」継続、目標株価1000円→1400円 |
タツモ
(6266) |
3,340 | -190 | 24年12月期第3四半期も堅調、ジェフリーズが「Buy」継続、目標株価4200円→4400円 |
一工薬
(4461) |
3,980 | +70 | ハイエンドサーバー向けの光硬化樹脂材料の好調持続へ、いちよしが「A」継続、フェアバリュー4900円→5400円 |
11月12日 配信
銘柄名 (コード) |
前日終値 | 前々日比 | ヘッドライン |
---|---|---|---|
ソニーG
(6758) |
2,975 | +169.5 | ゲーム事業がCovid後の停滞から抜け出る、モルガンMUFGが「Overweight」継続、目標株価3200円→3400円 |
ダイフク
(6383) |
3,300 | +349.5 | CRに加えIL/AFAのマージン改善が顕著、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価4300円→4400円 |
東洋水産
(2875) |
9,647 | +666 | 第2四半期上れ、想定以上の海外収益性改善やガバナンス改善の可能性は好印象、ゴールドマンが「買い」継続、目標株価11700円→12400円 |
パナソニックH
(6752) |
1,424.5 | +45 | IRA補助金廃止の悪材料は織込み済みへ、蓄電システムのアップサイドに注目、BofAが「買い」継続、目標株価1650円→1800円 |