日立建機-4日ぶり反落 今期最終益5%増見込む コンセンサス下回る

2024/04/25(木) 09:02
 日立建機<6305.T>が4日ぶり反落。同社は24日、25.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を980億円(前期比5.0%増)に、年間配当予想を175円(前期は150円)にすると発表した。市場コンセンサスは1030億円。  注力している米州独自展開事業などの成長を見込む。一方、現時点では、為替レートと市況を慎重に見ており、特に欧州などの需要減のリスクを業績予想に織り込んだ。また、海上輸送遅延や資材費・物流費の高止まり、人的資本投資の強化に伴う人件費増を想定している。  24.3期通期の連結営業利益は933億円(前年同期比32.9%増)だった。建設機械ビジネスにおいて、米州の独自事業が引き続き堅調に拡大したほか、マイニング事業およびバリューチェーン事業が大きく伸長した。原価低減や販売価格の引き上げに取り組んだことも寄与した。市場コンセンサスは948億円。
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