前場コメント No.9 JDSC、MARUWA、キムラユニティー、山洋電

2024/04/25(木) 11:30
★10:59  JDSC-底堅い 新しい深層学習モデルで特許取得
 JDSC<4418.T>が底堅い。同社は24日、学習者一人一人に最適化された学習内容を提供するアダプティブラーニング領域において、教育現場で問題の難易度調整に使われる項目反応理論(IRT)を拡張して開発した、新しい深層学習モデル「learning insight」の特許を取得したと発表した。
 
 「learning insight」は、IRTに学習者の能力遷移を推定できるモデルを組み込んだことで、学習者の個性の分析や時系列分析を可能にするという。教育業界の課題解決に貢献し、今後さまざまな教育機関へ導入拡大がめざせるとしている。

★11:00  MARUWA-反落 今期営業益16%増見込む コンセンサス下回る
 MARUWA<5344.T>が反落。同社は25日10時40分、25.3期通期の連結営業利益予想を230億円(前期比16.2%増)に、年間配当予想を94円(前期は86円)にすると発表した。市場コンセンサスは253億円。

 情報通信関連事業は次世代高速通信関連の新規市場向けで強い需要を見込む。車載関連事業は、バッテリーEV向けで成長率が鈍化する見込みの一方、ハイブリッド向けなどの拡大を見込む。半導体関連事業は下期から生成AI関連や各国の半導体支援策による業績拡大を予想している。

 24.3期通期の連結営業利益は198億円(前の期比1.7%減)だった。会社計画204億円(同1.0%増)を下回った。中国通信向け高付加価値製品の回復遅れなどが響いた。

★11:08  キムラユニティー-急伸 今期営業益7%増見込む 前期は26%増
 キムラユニティー<9368.T>が急伸。同社は25日11時、25.3期通期の連結営業利益予想を44.0億円(前期比7.1%増)に、年間配当予想を60円(前期は55円)にすると発表した。物流サービスや自動車サービスなど、各事業で領域拡大による拡販を見込み、増収増益の見通し。

 24.3期通期の連結営業利益は41.1億円(前年同期比25.7%増)だった。主力である物流サービス事業の増収などが寄与した。会社計画は40.0億円。

★11:11  山洋電気-急落 今期営業益10%減見込む 前期は12%減
 山洋電気<6516.T>が急落。同社は25日11時、25.3期通期の連結営業利益予想を106億円(前期比10.3%減)に、年間配当予想を150円(前期は145円)にすると発表した。
 
 企業活動すべてにわたるグローバル化に取り組み、業界トップの高性能・高信頼の製品の製造販売を推進するとしている。

 24.3期通期の連結営業利益は118億円(前の期比12.0%減)だった。半導体製造装置、ウェハ搬送ロボット向けの需要が大幅に減少。中国市場の低迷などによりサーボシステム事業で苦戦した。
 
 併せて24.3期通期の期末配当予想を70円から75円(前の期末は70円)に上方修正すると発表した。年間配当予想は145円(前の期は135円)となる。


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