後場コメント No.5 ダイキン、トヨタ紡織、西松建、アイザワ証G、ダイダン、大成建

2024/04/26(金) 15:02
★13:55  ダイキン工業-急騰 新設ファンドに出資しカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速
 ダイキン工業<6367.T>が急騰。同社は25日、ブレークスルー・エナジー・ベンチャーズ(以下BEV)が新設するVCファンドに出資したと発表した。
 
 BEVは、米マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ氏により2015年に設立されたBreakthrough Energy傘下のVC。カーボンニュートラル達成に貢献する世界各地のスタートアップ企業に対する投資を行い、スタートアップが持つ環境技術の社会実装からさらなる普及拡大までをめざしているという。
 
 同社は、投資を通じて気候テックに関するリサーチ体制を拡充しつつ、この分野の最前線を走るスタートアップ企業との連携をさらに強化していくとしている。

★14:07  トヨタ紡織-後場急落 今期最終益19%減見込む 前期は4倍
 トヨタ紡織<3116.T>が後場急落。同社は26日14時、25.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を470億円(前期比18.8%減)に、年間配当予想を86円(前期は86円)にすると発表した。市場コンセンサスは547億円。

 中長期的にBEV(電気自動車)の普及が進むと予想しているものの、足元では伸び率が鈍化している地域も見られ、顧客の多様なニーズに対応することが求められると予想している。想定為替レートは1米ドル145円、1ユーロ160円、1タイバーツ4.0円。1人民元20.1円とした。

 24.3期通期の連結営業利益は579億円(前の期比4倍)だった。インド、インドネシアでの拡販に伴う生産台数の増加や為替の影響、欧州・アフリカにおける生産台数の増加などが寄与した。

★14:08  西松建設-後場急騰 前期営業益を上方修正 完成工事総利益の上振れが寄与
 西松建設<1820.T>が後場急騰。同社は26日14時に、24.3期通期の連結営業利益予想を従来の165億円から188億円(前の期比49.0%増)に引き上げると発表した。国内土木工事における設計変更の獲得などによる完成工事総利益の上振れや、不動産事業等総利益の上振れなどが寄与する。

★14:08  西松建設-後場急騰 自己株式1380万株を消却へ 割合は24.82%
 西松建設<1820.T>が後場急騰。同社は26日14時に、自己株式1380万株を7月1日に消却すると発表した。消却前の発行済株式総数に対する割合は24.82%。

★14:15  アイザワ証券-後場ストップ高買い気配 前期最終黒字転換 総額200億円以上の株主還元実施へ
 アイザワ証券グループ<8708.T>が後場ストップ高買い気配。同社は26日14時、24.3期通期の連結純損益は29.8億円の黒字(前の期は23.8億円の赤字)だったと発表した。

 株式市場が堅調に推移したことを受けて、株式や投資信託、ラップ商品などの受け入れ手数料およびトレーディング利益が増加した。投資有価証券売却益を計上したことも寄与した。今期の業績予想については、市場環境の変動による影響などを大きく受けるため非開示とした。

 併せて、株主還元の強化を発表した。25.3期から28.3期まで総額200億円以上の株主還元を実施し、そのうち約100億円を特別配当として実施する。期間中の特別配当は年間70円。残り約100億円を普通配当および自己株式取得などにより実施する方針としている。

★14:16  ダイダン-後場上げ幅拡大 前期営業益を上方修正 増配も発表
 ダイダン<1980.T>が後場上げ幅拡大。同社は26日14時、24.3期通期の連結営業利益予想を従来の105億円から108億円(前の期比28.1%増)に上方修正すると発表した。
  
 売上高の増加および連結子会社の業績の上振れなどを踏まえた。

 併せて24.3期通期の期末配当予想を45円から48円に上方修正すると発表した。

★14:17  大成建設-後場マイナス転換 前期営業益を下方修正 手持工事の利益率低下などが響く
 大成建設<1801.T>が後場マイナス転換。同社は26日14時、24.3期通期の連結営業利益予想を従来の640億円から264億円(前の期比51.8%減)に下方修正すると発表した。
 
 国内の建築事業において、手持工事の利益率低下や工事損失引当金の計上に伴い売上総利益が未達となる見込みであることを踏まえた。
 
 なお、25.3期については、期首手持工事残高の増加により建設事業が増収となるほか、建築事業の利益率改善に伴い、増収増益となる見通しだとしている。

★14:17  大成建設-後場マイナス転換 250万株・100億円を上限に自社株買い
 大成建設<1801.T>が後場マイナス転換。同社は26日14時、250万株・100億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年5月14日-9月30日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.36%となる。

 取得した自己株式の全株式は消却する予定だとしている。

 なお、株価は同日発表された下方修正を嫌気した売りが優勢となっている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,236.07 -37.98
TOPIX 2,728.53 -0.87
グロース250 642.96 -3.29
NYダウ 38,675.68 +450.02
ナスダック総合 16,156.33 +315.37
ドル/円 153.72 +0.65
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ