後場コメント No.5 エックスネット、出光興産、カノークス、ユナイテド海、大阪製鉄、アルビス、タカキタ

2024/04/30(火) 15:02
★14:23  エックスネット-ストップ高 14時発表予定の決算が開示されず 思惑買い集める
 エックスネット<4762.T>がストップ高。同社が30日14時に発表を予定していた決算が、まだ開示されていないことが手がかり。

 同社はNTTデータグループ<9613.T>が発行済み株式の51%を保有(24.3期上期末時点)しており、公開買い付け(TOB)などに対する思惑的な買いが入っているようだ。直近では、4月5日にジャステック<9717.T>が決算発表と同時にNTTデータグループによるTOBを発表している。

★14:24  出光興産-続伸 中外製薬と使用済みプラスチックの再資源化に向けた実証実験を開始
 出光興産<5019.T>が続伸。同社は30日、中外製薬<4519.T>と共同で、医薬品の製造工場で発生する使用済みプラスチックの再資源化に向けた実証実験を開始すると発表した。
 
 同実証実験では、中外製薬のグループ会社である中外製薬工業の浮間工場で発生する使用済みプラスチックを原料として、同社の子会社が油化ケミカルリサイクル技術により生成油を生産するという。同社はこの生成油を石油化学製品や燃料油の原料として利用可能かを確認するとともに、使用済みプラスチック再資源化の可能性を検証するとしている。

★14:35  カノークス-プラス転換 今期営業益9%減見込む 前期は7%増
 カノークス<8076.T>がプラス転換。同社は30日14時20分、25.3期通期の連結営業利益予想を23.0億円(前期比9.1%減)に、年間配当予想を94円(前期は101円)にすると発表した。

 国際紛争の長期化や急激な為替変動リスクなど依然として不透明な状況が続くとともに、物価上昇などに伴う諸コストの増大化による収益への圧迫が想定されるという。

 24.3期通期の連結営業利益は25.3億円(前の期比7.1%増)だった。主力の自動車分野向けの販売好調などが寄与し、計画の24.9億円を上回った。

 株価は発表前は小安く推移していたが、計画上振れ着地を受けてプラス圏に浮上している。

★14:36  NSユナイテッド海運-後場上げ幅縮小 今期最終益22%減見込む 配当予想は未定
 NSユナイテッド海運<9110.T>が後場上げ幅縮小。同社は30日14時30分、25.3期通期の連結純利益予想を140億円(前期比22.2%減)に、年間配当予想を未定(前期は230円)にすると発表した。

 中東情勢の緊迫化などを背景とするインフレや各国の金融引き締めの継続による経済活動の停滞が、ドライバルク市況の下押し要因として想定される。パナマ運河・スエズ運河の通航制限などが海上荷動きに与える影響も懸念されるなか、リスクに対し細心の注意を払うとしている。

 24.3期通期の連結純利益は180億円(前の期比34.8%減)だった。期末配当予想については、従来の140円から150円に引き上げた。

 決算発表後、株価はマイナスに転じる場面もみられた。

★14:39  大阪製鉄-後場急騰 ストラテジックが株主提案 24.3期881円の特別配当求める=日経
 大阪製鉄<5449.T>が後場急騰。日本経済新聞電子版は30日14時31分ごろ、アクティビスト(物言う株主)として知られるストラテジックキャピタルが、同社に対し、6月に予定されている定時株主総会で、親会社の日本製鉄<5401.T>への資金提供の禁止や特別配当の実施などを求める株主提案をすることが同日、わかったと報じた。

 記事によれば、24.3期に1株あたり881円の特別配当を求めるとしている。

★14:48  アルビス-後場一時急騰 今期営業益3%増見込む 前期は11%増
 アルビス<7475.T>が後場一時急騰。同社は30日14時30分、25.3期通期の連結営業利益予想を22.1億円(前期比3.0%増)に、年間配当予想を70円(前期は70円)にすると発表した。

 同日策定した新中計に基づき、各種施策を実施するとしている。

 24.3期通期の連結営業利益は21.4億円(前の期比10.5%増)だった。

 売上増による売上総利益額の増加に加え、高利益商品の販売拡大とプロセスセンターの生産性向上が寄与した。


★14:48  アルビス-後場一時急騰 新中計を策定 27.3期のROE8.2%めざす
 アルビス<7475.T>が後場一時急騰。同社は30日14時30分、25.3期から27.3期までの3年間を計画期間とする「第四次中期計画」を策定したと発表した。

 同社従業員の成長を基盤とし、事業を通じて社会価値を向上させることで、経済価値を生み出し、同社の企業価値向上に努めるとしている。
 
 数値目標として、27.3期の営業利益は35億円、ROEは8.2%をめざすとしている。

★14:52  タカキタ-後場急落 今期営業益21%減見込む 前期は60%増
 タカキタ<6325.T>が後場急落。同社は30日14時40分、25.3期通期の営業利益予想を7.7億円(前期比21.3%減)に、年間配当予想を10円(前期は15円)にすると発表した。

 原材料・調達部品価格の高騰に伴う製造原価高や人件費、試験研究費、輸送費などの増加により減益を見込む。

 24.3期通期の連結営業利益は9.7億円(前の期比59.7%増)だった。農業機械事業の売上高増加や製品輸送の効率化、製品価格改定の効果などが寄与した。

★14:52  タカキタ-後場急落 ヤンマーアグリと関係強化 第三者割当による自己株処分
 タカキタ<6325.T>が後場急落。同社は30日14時40分、農機開発などを行うヤンマーアグリ(岡山県岡山市)を割当先とする第三者割当による自己株式の処分を行うと発表した。

 払込期日は5月17日。処分数は20万株。処分価額は492円。差引手取概算額として9707万5000円を調達し、25.3期の運転資金に充当する。ヤンマーアグリとの関係強化は競争優位性の維持・向上と事業の持続的成長・発展につながると判断した。処分後の同社に対するヤンマーアグリの持ち株比率は4.14%(従来は2.71%)となる。

 なお、株価は同時に発表した決算を受けて売られている。


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