前場コメント No.9 住友重、パルGHD、アステラス薬、アイザワ証G、Jフロント、中部鋼

2024/05/02(木) 11:30
★11:04  住友重機械工業-3日続落 フォークリフトの特定自主検査で不正
 住友重機械工業<6302.T>が3日続落。同社と米企業の合弁会社、住友ナコフォークリフトは2日、フォークリフトの定期検査で不正があったと発表した。

 2017年から2021年に、必要な検査を怠る事例が述べ4件確認されたとしている。

★11:06  パルGHD-大和が目標株価引き下げ 25.2期の営業利益予想を見直し
 パルグループホールディングス<2726.T>が続落。大和証券では、25.2期の営業利益予想を修正。レーティングは「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は2500円→2180円に引き下げた。

 大和では、同社の今期ガイダンスは前期計上の役員退職慰労金の引き当てを考慮すると、実質ベースでは同2%強の営業増益と伸び悩む計画と指摘。25.2期予想を見直し、目標株価を引き下げた。足元は円安の影響があるものの、SNS活用によるEC拡大や3COINSの成長拡大により、中長期での利益成長は続くとみている。

★11:07  アステラス製薬-4日続伸 米国Poseidaとがん領域で共同研究
 アステラス製薬<4503.T>が4日続伸。同社は2日、完全子会社であるXyphos Biosciences(米国)を通じ、Poseida Therapeutics(米国、以下Poseida)と、両社の革新的な細胞医療プラットフォームを組み合わせた新規convertibleCAR細胞プログラムに関する共同研究およびライセンス契約を締結したと発表した。
 
 Poseidaは、特定のがんや希少疾患を対象とした細胞医療および遺伝子治療プログラムを有するバイオ医薬品企業。
 
 今回の契約により両社は、Poseidaが開発した他家CAR-T細胞プラットフォームと、XyphosのACCELTM技術を融合することにより、他家convertibleCAR細胞を作成し、2つの固形がんを対象としたプログラムの創出をめざすとしている。

★11:11  アイザワ証券-急落 立会外買付で約600万株の自己株取得 立会外での取得に失望
 アイザワ証券グループ<8708.T>が急落。同社は1日、立会外買付取引により、610万2600株・106億7955万円を上限とした自己株取得を実施すると発表した。取得日は2日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は16.5%となる。

 なお、2日10時50分に、599万0700株の買い付けを行ったと発表している。

 同社は4月26日に200億円以上の株主還元を実施し、そのうち約100億円を特別配当、残り100億円を普通配当および自社株買いを実施する方針と発表。これを好感し、足もと株価は大きく水準を切り上げていた。

 自社株買いが立会外での買い付けとなったことを受け、需給引き締め期待が後退したことで、株価は売りで反応している。

★11:18  Jフロント -3日ぶり反発 4月度の百貨店事業合計売上高13%増
 J.フロント リテイリング<3086.T>が3日ぶり反発。同社は1日、4月度の百貨店事業合計売上高は速報値で前年同月比13.1%増だったと発表した。

 訪日外国人売上が前年の3倍となるなど好調に推移し、ラグジュアリーブランド、化粧品が大きく売上を伸ばした。大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高(速報値)は、対前年の3倍となり、月度での最高売上記録を更新したとしている。

★11:19  中部鋼鈑-反発 鉄スクラップのAI検収システムを導入
 中部鋼鈑<5461.T>が反発。同社は2日、主原料の鉄スクラップ購入、受け入れ時に行なう品質確認の検収作業において、AI検収システムを導入すると発表した。

 今回導入するシステムは、専用カメラで連続撮影された現物の画像を蓄積されたAI学習データと突き合せて判定を行う。スクラップ単品ごとの品種やサイズも画像判定ができるため精度の高い検収が可能となり、品質確保や危険物の発見、設備トラブル防止につながるとしている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,771.09 -149.17
TOPIX 2,743.98 +6.44
グロース250 633.48 -1.61
NYダウ 39,869.38 -38.62
ナスダック総合 16,698.32 -44.07
ドル/円 155.41 +0.01
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ