後場コメント No.1 IIJ、川西倉庫、SBI、セガサミーHD、AMI、大特鋼

2024/05/10(金) 15:00
★12:30  IIJ-後場売り気配 今期営業益は上限14%増見込む コンセンサス下回る
 インターネットイニシアティブ<3774.T>が後場売り気配。同社は10日12時、25.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を300億円~330億円(前期比3.3%増~13.7%増)に、年間配当予想を34.46~37.16円(前期は34.46円)にすると発表した。市場コンセンサスは355億円。

 ネットワークサービス売上高の堅調な推移に加え、それらをシステムインテグレーションに組み込んで提供するサービスインテグレーション案件を中心とした大型案件の獲得増加などを見込む。

 24.3期通期の連結営業利益は290億円(前の期比6.6%増)だった。法人ネットワーク・モバイル全体で当初想定超の粗利となったことなどが寄与した。

 併せて、25.3期~27.3期を対象とする中期計画および中長期ビジョン策定したことも発表した。業績目標として、27.3期の営業利益は460億円規模をめざす。既存・コアビジネス領域の徹底的な強化や、次の成長に向けた新規領域への取り組み、事業基盤の強化に取り組むとしている。

★12:31  川西倉庫-後場上げ幅拡大 今期営業益4%増見込む 5円増配へ
 川西倉庫<9322.T>が後場上げ幅拡大。同社は10日11時30分、25.3期通期の連結営業利益予想を12.0億円(前期比3.5%増)に、年間配当予想を28円(前期は23円)にすると発表した。

 国内物流事業、国際物流事業が堅調に推移する見込み。動力費や人件費などの増加を見込むものの、前期に計上した修繕費などの減少などもあり増益を見込む。

 24.3期通期の連結営業利益は11.6億円(前の期比29.8%増)だった。海外での倉庫事業が順調に推移した。国内物流事業において営業収益が増加したことや、電力費の減少、修繕費、荷役用具費などの経費の減少も寄与した。

★12:31  SBIHD-後場上げ幅拡大 前期最終益2.5倍 償却原価で測定される金融資産から生じる受取利息が増加
 SBIホールディングス<8473.T>が後場上げ幅拡大。同社は10日11時30分に、24.3期通期の連結純利益は872億円(前の期比2.5倍)だったと発表した。金融サービス事業における「償却原価で測定される金融資産から生じる受取利息」の増加、および投資事業における「FVTPLで測定する金融資産から生じる収益」の増加などが寄与した。

★12:36  セガサミーHD-後場上げ幅拡大 700万株・100億円を上限に自社株買い 割合は3.24%
 セガサミーホールディングス<6460.T>が後場上げ幅拡大。同社は10日11時30分、700万株・100億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年5月13日~2025年3月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は3.24%となる。

★12:36  セガサミーHD-後場上げ幅拡大 今期営業益21%減見込む 前期は22%増
 セガサミーホールディングス<6460.T>が後場上げ幅拡大。同社は10日11時30分、25.3期通期の連結営業利益予想を450億円(前期比20.8%減)に、年間配当予想を50円(前期は50円)にすると発表した。

 遊技機の反動減および、フェニックスリゾートの譲渡により前期比で減収の見込み。

 24.3期通期の連結営業利益は568億円(前の期比21.5%増)だった。
 
 遊技機事業や、コンシューマ分野において主に国内・アジア地域での販売が好調に推移したことほか、新たにRovio Entertainmentがグループ入りしたことで前の期比で増収となった。

 併せて24.3期の期末配当を従来予想の24円に対して27円(前の期末は39円)に決定した。

 なお株価は、同日発表された自社株買いなどが好感され、買いが優勢となっている。

★12:36  セガサミーHD-後場上げ幅拡大 新中計を策定 中計期間平均でROE10%超めざす
 セガサミーホールディングス<6460.T>が後場上げ幅拡大。同社は10日11時30分、25.3期から27.3期までの3年間を計画期間とする中期経営計画を策定したと発表した。

 事業ポートフォリオの強化を進め、各事業の位置づけをより明確化するという。
 
 数値目標として、25.3期から27.3期の3カ年の累計で「調整後EBITDA2300億円超」、同3カ年の平均で「ROE10%超」達成をめざすとしている。

★12:39  AMI-後場急落 今期営業益8%増見込む コンセンサス下回る
 アドバンスト・メディア<3773.T>が後場急落。同社は10日12時、25.3期通期の連結営業利益予想を14.7億円(前期比7.5%増)に、年間配当予想を未定(前期は19.5円)にすると発表した。さらなるストックビジネスの拡大とユーザー数の増大を進める方針。市場コンセンサスは17.2億円。 

 24.3期通期の連結営業利益は13.7億円(前の期比26.6%増)だった。コンタクトセンター向けAI音声認識ソリューションの販売などが好調に推移した。ストックビジネスの売上比率も向上し、売上高、営業利益、経常利益は過去最高を更新した。

 なお、今期の見通しがコンセンサスを下回ったこともあり、株価は売りが優勢となっている。

★12:40  大同特殊鋼-後場売り気配 今期最終益330億円見込む 前期は498億円
 大同特殊鋼<5471.T>が後場売り気配。同社は10日11時40分に、25.3期通期の連結純利益予想(IFRS)は330億円と発表した。前期の投資有価証券売却益計上の反動が響く。なお、25.3期の連結業績予想はIFRSに基づき作成しているため、前期比較はできない。

 併せて発表した、24.3期通期の連結純利益(日本基準)は498億円(前の期比36.6%増)だった。通期の会社計画は320億円だったので着地は上振れた。4Qに投資有価証券売却益266億9600万円を特別利益に計上したことが寄与した。


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