米スターバックス－時間外で大幅下落　3Qの売上高が予想を下回り、4Qの慎重な見通しも嫌気

7月27日 　 終値　 前日比　前日比（％）　 （時間外） 終値比　終値比（％）　 ------------------------------------　　　----------------------------------- SBUX 59.50 +1.56 +2.69％　　 56.10 -3.40 -5.71％　　 　7月27日の時間外取引で米コーヒーチェーン大手のスターバックス（NASDAQ：SBUX）の株価が大幅下落した。第3四半期（4-6月期）の売上高が市場予想を下回ったほか、慎重な第4四半期見通しや、お茶専門店「ティーバナ」の全店舗閉鎖も嫌気された。株価は時間外で一時、終値比で5.71％安となる56.10ドルまで下落した。 　スターバックスが27日の取引時間終了後に発表した第3四半期決算は、売上高が前年同期比8.1％増の56億6150万ドルと市場予想の57億5700万ドルを下回った。普通株主に帰属する純利益は同8.3％減の6億9160万ドルと市場予想の8億160万ドルを下回ったが、調整後一株当たり利益は0.55ドルと市場予想と一致した。既存店売上高は米州（カナダ、米国、中南米）が前年同期比5％増、中国・アジア・太平洋が同1％増、欧州・中東・アフリカが2％増、全体では4％増となった。また、厳しい市場環境を考慮し、お茶専門店「ティーバナ」の379店舗全てを2018年春を目処に閉鎖すると発表した。 　ケビン・ジョンソンCEOは第4四半期について、「小売り・外食産業に影響を及ぼすマクロ面での圧迫要因を考慮し、やや慎重な見方を強めている」と表明した。