〔Market Flash〕トランプ相場は終わったのか?~JPモルガン

2017/03/28(火) 10:46
【10:40】トランプ相場は終わったのか?~JPモルガン  JPモルガン証券では、先週の金融市場が久方ぶりに調整したことについて考察している。期待先行で市場にやや過熱感があった状況下、オバマケアの廃止・代替法案の米国議会下院における可決が先週の早い段階で微妙になったことが原因で、共和党内の調整が出来なかったことで、トランプ政権の政策実現力に対する楽観論が後退したとみていいだろうとコメントしている。しかし、これで市場の楽観論が悲観論が転換することはないと考えている。世界のリフレ・トレードが続きそうなほか、米国の財政政策や規制緩和への期待も簡単には払しょくされないことをその要因に挙げている。実際、先週金曜日に当該法案が廃案になったことで、株価、金利、ドルはむしろ上昇しており、当面は楽観論先行の相場環境は変わらないと予想している。 【10:05】鉄鉱石市況が大幅下落、潮目は変わったか?~SMBC日興  SMBC日興証券では、前週、中国の鉄鉱石市況が2週前との比較で10%、熱延コイル市況は4.4%の下落となったことに注目している。前週末、鉄鉱石の輸入在庫は過去最高に達したうえ、国内鉱山再開の動きも見られており、供給圧力が強いことを指摘している。鋼板の流通在庫も年初比46%増となったが、供給圧力に加えて、金融引き締め、不動産、先物市場の規制強化などが影響したとみている。降雨影響で滞っている建設向け需要の回復で一時的に鉄鉱石市況は回復の可能性があるとみているが、長期的には下落するとSMBC日興では予想している。また、連動して鋼材市況も軟調な推移となる可能性が高いと考えている。 【9:40】3月日銀主な意見、多少の追い風でも忍耐強い緩和継続~みずほ  みずほ証券では、27日に公表された3月15・16日の日銀決定会合の主な意見を受けてリポートしている。今回は性急な長期金利目標の引き上げをけん制する意見が多かった。賃金に関しては見方が分かれる。また、海外経済・市場の不確実性や物価上昇率の鈍い点への警戒感も踏まえ、粘り強いYCC(イールドカーブコントロール)の継続が重要という多数意見が確認された。みずほでは、24日の黒田日銀総裁講演では、日々のオペから政策変更を議論すること自体が無益と強調されたが、YCCの下での国債買い入れ減額の可能性も示唆され始めた感があると指摘している。ただし、当面、少なくとも向こう半年は、現行のYCCや各種資産買い入れが継続されると考えている。 【8:45】寄り前気配は住友重、イビデン、日新鋼HD、京成が高い気配値  主力株の寄り前気配では、住友重(6302) +6.25%、イビデン(4062) +5.85%、日新鋼HD(5413) +5.59%、京成(9009) +4.79%、TSIHD(3608) +4.70%、日通(9062) +4.63%、アシックス(7936) +4.35%、サンドラッグ(9989) +4.31%、博報堂DY(2433) +4.12%、京セラ(6971) +4.02%などが高い気配値。  一方、長瀬産(8012)-25.56%、TSテック(7313)-23.29%、エクセディ(7278)-16.67%、ローム(6963) -8.82%、東洋水産(2875) -3.82%、栗田工(6370) -3.50%、ケーズHD(8282) -3.37%、タカタ(7312) -2.39%、ITHD(3626) -2.22%、東芝(6502) -1.97%などが安い気配値となっている。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ