前場コメント No.12 TDK、オリックスJRE、電通、図研エルミック、積水化学など

2018/04/24(火) 11:31
★10:09  TDK-野村が目標株価引き下げ 戦略実行のスタート地点に立つ
 TDK<6762.T>が4日ぶり反発。野村証券では、事業ポートの入れ替えが終わり、戦略実行のスタート地点に立つと注目。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は12500円→12300円と引き下げた。
 為替前提を変更(1ドル111→106円、1ユーロ135→131円)し、業績予想を修正。コア推奨の一角として「Buy」を継続。民生機器から車載へ、いち早くターゲット市場を移し、事業ポートフォリオを入れ替えた点を評価。同社が05年に買収し、その後急成長を遂げたリチウムイオン電池メーカ、ATL(Amperex Technology Ltd)は、これまでの民生機器用途のSmall Cellに加え、今後、需要拡大が見込まれるMicro Cell(Wearable、ゲームコントローラ用途)、Large Cell(エネルギー供給用途)へ参入を果たし、一段の成長を遂げると予想。Small Cell が主力の企業とのATL に対する市場の見方は過小評価との見方を示した。

★10:13  オリックスJRE-大和が目標株価引き下げ “ホテル傾斜”に対する懸念をくむ
 オリックス不動産投資法人<8954.T>が変わらずを挟んで4日続伸。大和証券では、“ホテル傾斜”に対する資本市場の懸念をくむとコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は18.00万円→17.70万円と引き下げた。「ホテル ユニバーサル ポート」はリスク低減に配慮した取得。19.2期の埋め戻しは現行賃料とほぼ横ばい維持を想定。外部・内部・財務のバランスは評価できるとした。

★10:13  電通-5日続伸 ノルウェーのメディアエージェンシー「レッド社」を買収
 電通<4324.T>が5日続伸。同社は4月23日大引け後に、海外本社「電通イージス・ネットワーク」を通じて、ノルウェーのメディアエージェンシーである、レッド・コミュニケーション(オスロ市)の全株式を取得すると発表した。なお、買収の実現に向けては、ノルウェー競争庁の承認が必要になる。 レッド社はノルウェー市場において、メディアバイイングを含むデジタル領域全般のサービスを提供している会社。

★10:17  大和ハウスリート-大和が目標株価引き下げ ポートフォリオ利回り意識した成長を推進か
 大和ハウスリート投資法人<8984.T>が5日ぶり反落。大和証券では、ポートフォリオ利回りを意識した成長を推進かとコメント。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は28.00万円→27.00万円と引き下げた。19.8期における巡航1口当たり分配金は5080円程度と想定。外部成長がメインドライバーであり、年間500億円~600億円の取得方針。顕著な割安感は見出し難いとした。

★10:21  図研エルミック-続落 前期営業益を下方修正 FA向けの立ち上がり遅れる
 図研エルミック<4770.T>が続落。同社は23日、18.3期通期の営業利益予想を従来の3500万円から2200万円(前の期は1300万円)へと引き下げると発表した。
 FA(工場自動化)ネットワーク向け販売の立ち上がりに時間がかかり、売り上げが軟調となった。

★10:22  積水化学-続伸 住宅向けフィルム型リチウムイオン電池の生産能力増強
 積水化学<4204.T>が続伸。同社は23日に、子会社のエナックス中部事業所(愛知県常滑市)において、約40億円を投じ、住宅向けを中心としたフィルム型リチウムイオン電池(以下、フィルム型LiB)単電池の建屋・生産設備を増設して、生産能力を増強すると発表した。
 この生産設備の稼動は2019年度下期を予定しており、稼動後のフィルム型LiBの生産能力は、約1万棟分になるという。今回決定した住宅向けフィルム型LiB単電池の生産ライン増設とあわせて、京セラ<6971.T>との連携により、住宅用蓄電システムの製品バリエーションの拡大を検討するとともに、新築向けだけでなく、2019年以降FIT適用が終了するPV搭載邸の顧客に向けた拡販も進め、拡大が予想される住宅向け蓄電池需要の獲得を図るとしている。


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