前場コメント No.5 エレコム、F&M、太平洋セメント、コスモエネルギー、日本信号など

2016/08/30(火) 11:30
★9:19  エレコム-いちよしがフェアバリュー引き上げ 利益率改善も中期成長率は高まっていない
 エレコム<6750.T>が3日ぶり反落。いちよし経済研究所では、円高影響で利益率が改善も中期成長率は高まっていないとみて、レーティング「B」を継続した。フェアバリューは2000円→2300円と引き上げた。
 今17.3期1Q(4~6月)決算の内容を踏まえ、利益予想を上方修正。円高進行などから売上高予想は下方修正するものの、原価低減より利益率が改善しており、利益は従来予想を上回ると見るとした。ただし、エンベデッド関連売上高がやや伸び悩むなど中期成長率が高まっているとは考えられないとし、スマートフォン向け充電器の拡大による業績インパクトも限定的であるとの見方を示した。

★9:23  F&M-伸び悩み 個人事業主キュレーションメディア「マルナゲ」運営をスタート
 エフアンドエム<4771.T>が買い先行も伸び悩む展開。同社は8月29日の大引け後に、個人事業主キュレーションメディア「マルナゲ」の運営を開始したと発表した。
 キュレーションメディア上では会計サービス「マルナゲ」の紹介記事を更新するほか、各ページに会計サービスのウェブサイトへリンクするバナーの掲示を行う。これにより、新たに運営するキュレーションメディア閲覧者の増加に比例し、会計サービス「マルナゲ」の会員数が増加する仕組みが整うとした。

★9:24  太平洋セメント-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 2Qから出荷回復が鮮明になると予想
 太平洋セメント<5233.T>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、国内と米国は2Qから出荷の回復が鮮明になると予想。投資判断「Overweight」を継続も、営業利益予想を下方修正し、目標株価は450円→400円と引き下げた。
 米国西海岸のセメント需要成長が同社の業績をけん引するとのエクイティストーリーを継続。また、国内出荷も長らく低迷が続いてきたが、7月は日数調整後で前年同月比微減まで回復してきている。国内、米国西海岸ともに1Qの出荷は冴えないが、2Q以降は国内(7~9月)も米国(4~6月)も回復に向かうと予想しているとし、今後は株価の再評価に向かうと考えるとした。

★9:27  コスモエネルギー-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 経常利益予想を下方修正
 コスモエネルギーホールディングス<5021.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今17.3期の経常利益予想を下方修正。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1680円→1530円と引き下げた。
 エクィティストーリーに変更はなし。1Qは経常利益103億円だが、在庫の影響を除く調整後経常損益は45億円に赤字転落。1Qの調整後経常損益が赤字転落した主な要因は、石油製品事業の石油製品スプレッド縮小や石油開発事業の原油価格低下。従来通り、原油価格の低下や為替が円高に振れることが懸念材料と想定。今17.3期会社計画の調整後経常利益(545億円)がしっかり確保できるかを見極めたいとした。今後の注目点は、今17.3期会社計画に対する2Qの調整後経常利益の進ちょく度合い。

★9:28  橋本総業HD-売買なし 大和と森鋼管の買収に正式合意
 橋本総業ホールディングス<7570.T>が売買なし。同社は8月29日の大引け後に、7月に結んだ基本合意に基づき、大和、森鋼管の両社株式をすべて取得すると発表した。株式取得日は10月3日。株価への影響は限定的のもよう。

★9:29  日本信号-いちよしがフェアバリュー引き下げ 鉄道信号の受注回復が遅れている
 日本信号<6741.T>が反落。いちよし経済研究所では、鉄道信号の受注回復が遅れていると判断。レーティング「B」を継続、フェアバリューは1100円→900円と引き下げた。
 今17.3期1Q(4~6月)決算の内容を踏まえ、業績予想を下方修正。鉄道信号(交通運輸インフラ事業)を中心に受注回復が遅れていることを考慮。株価はPBR1.0倍を大きく下回っているが、海外受注拡大(および収益化)やM&Aなど今後の成長戦略に向けた具体性は高まっておらず、評価が高まるには時間を要する見通し。


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